2018/10/02

2018年10月2日(火曜)1日、海外市場の動き

2018102日(火曜)1日、海外市場の動き

トランプ大統領は「米自動車産業の夜明け」と自画自賛。カナダドルは一日を通じて続伸し、トルコリラは続伸し原油価格の上昇も止まらず。米債利回りは高止まり。

USDCADは新協定「USMCA」合意に前日比ではUSDCAD1.2800を割り込み0.8%近く下落、CADJPY89台と1.1%近く上昇、署名は11月までに済ませるとのこと。

トルコリラは欧州市場で続伸、USDTRY一時5.9台と1.6%近く下落し5.945近くで推移し、TRYJPYは一時19.2692%近く上昇へ。

USDJPYは、アジア市場で発表された日銀短観の大企業製造業・業況判断=19(予想22 前回21)と3四半期連続し低下にもかかわらず、日経平均株は27年ぶりの高値に、USDJPYは一時114円の大台を達成し114.06まで上昇するも買いもそれまで。結局は大枠113.8505の狭いレンジで推移し不思議な展開に。

GBPUSDは、やはりブレグジット材料次第。21:41時「英政府、Brexit合意の為にアイルランド国境に関する譲歩を計画」との報道に1.30111.3115まで約100ポイント急伸し、1.370台で推移するも続かず。結局は1.3040台と先週末NY市場の終値と大きな変化は見られず。

EURUSDは、ユーロ圏のPMIは予想通りで動きにくい中、欧州市場の序盤にはイタリア紙プブリカが「EUの欧州委員会が11月にイタリア予算提案を拒否する」との報道に1.1574まで値を下げるも、欧州市場は底堅く1.1619まで上昇。GBPUSDの急伸の影響もあり1.1625と日中の高値を一時更新から米国市場に入りGBPUSDも売りへと変化、米金利の上昇もあり1.1560台まで値を下げている。

原油価格続伸。75ドル台の大台を超え一時75.75へ上昇し2.8%近くの上昇へ。米株上昇傾向を維持。ダウは+192.90(+0.73%)、S&P50010.61(+0.36%)と上昇するも、Nasdaqは-9.05(-0.11%)の下げへ。

米債利回りは上昇。10年債は一時3.096%まで上昇し3.088%近辺で推移。2年債も一時2.847%へ上昇し2.819%で推移。


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トランプ大統領は「米自動車産業の夜明け」とNAFTA改定の成果誇示=北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる、「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が、米国の製造業や農業、ハイテク、金融サービスなど幅広い分野で雇用を生み出すエンジンになる。こうした措置が多くの、何十万もの米国の雇用を支える。新協定により、米農家は小麦、養鶏、卵、乳製品などの輸出分野でアクセスが拡大すると指摘。また北米が「製造業のパワーハウス」となり、自動車関連労働者には高賃金が保証される。カナダとメキシコが新協定の下、労働、知的財産権、環境面の条項で合意した。最も近代的で、時代に合い、かつバランスの取れた貿易協定」と評価し、11月末までに署名する考えを WSJ紙ではUSMCAでは、アジアなど北米以外で製造された部品の利用を制限し、米国の製造業セクターで高賃金の雇用を促進することを狙っている。

ブルームバーグ報道=米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)と命名された新協定は、トランプ政権が離脱した環太平洋連携協定(TPP)の一部条項に合わせて既存のNAFTAを修正した「NAFTA2.0」と呼ぶに等しい。自動車メーカーを含め在米企業には規制負担が重くなり、中国などに対する北米諸国の競争力を後押しするより、むしろ損なうリスクがある。

トルドー・カナダ首相=新貿易協定の合意は難しい妥協だった。NAFTAは最終ラインではい、依然として批准が必要。

トランプ大統領=中国との通商協議は時期尚早。

WSJ紙=NAFTA改定案、米鉄鋼・アルミ関税解除せず折衝これから

米政府高官=中国が10月に予定していたマティス国防長官との安全保障協議を中止、以降の日程は不明。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁=現在のペースの利上げを継続すべき。労働市場はタイトな状況が続く。推測では次の不況は海外からくる。次の景気後退に向けたバッファーは多くない。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=大半の経済指標は青信号を店頭。債券市場はイールドカーブで黄色信号を店頭。大幅な賃金上昇をまだ見込まず。関税の影響は見られない。石油セクターが先導し設備投資は拡大。

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