2018/10/15

2018年10月15日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年10月15日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明けのアジア市場は、株安=円高が進行。

米国は中国への追加関税の手綱を緩めず、トランプ氏はマティス国防長官の辞任の可能性を否定せず、ドル売り圧力が続く。 

日本株+中国株安+ムニューシン米財務長官の「日本に通商協議で為替条項を求める動き」や、「黒田日銀総裁の将来の出口政策について明確に述べる異例の発言」に、円高が進行。

バイエルン州の州議会選挙の連立与党大敗や、イタリア予算案を巡るEUとの対立にもEURUSDは底堅く推移、英EUの交渉ではアイルランド国境問題を解消できずGBPUSDの上昇力は乏しい。

日経平均株価は-423.36(-1.87%)下落、中国株も弱く上海総合は-38.81(-1.49%)、欧州株も強さがみられず小幅安で推移。

USDJPYは、アジア市場の高値112.24をピークに、株安に連動した円買いが続き、前日・前々日の安値111.80台を割り込み、緩慢的な動きの中で一時111.70まで下落し株価連動の流れが続く。

EURUSDは、週末のドイツ南部バイエルン州の州議会選挙で、メルケル独首相のキリスト教民主同盟(CDU)と統一会派を組む同州の地域政党、キリスト教社会同盟(CSU)が大敗。メルケル首相率いる連立政権にとって新たな打撃へ。

週明けのオセアニア市場では先週末終値1.1558からギャップを明け1.1540と下落からスタート。今日、イタリア予算案も欧州委員会の対立が続く中で提出期限を迎えている。共にネガティブ要因ながら1.1540近辺をボトムに欧州市場に入ると一時1.1575まで上昇。大きな動きではないが予想外に底堅く推移しているが、積極的に上値を買える状況とも思えず。

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8:01    GBP 10月 ライトムーブ住宅価格=前月比1.0%(予想 前回0.7%)、前年比0.9%(予想 前回1.2%)

13:30    JPY 8月 鉱工業生産・確報値=前月比0.2%(予想 前回0.7%)、前年比0.2%(予想 前回0.6%)、設備稼働率=前月比2.2%(予想 前回-0.6%)

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