2018/10/19

2018年10月19日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年10月19日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日。相変わらず株価+米金利と、リスク材料に連動する動きを継続。

USDJPYは株価連動の円相場の中で、早朝の112.14をボトムに、日経平均株価が一時400円超下落するも底堅く推移し、中国のGDP鈍化にも中国株は強く上海総合は前日比2.5%超の上昇。日経平均も下げ幅を縮め-126.08(-0.56%)で終了したことで、市場ではやや安心感が広まり、10年債先物の利回り上昇もあり、逆に112.50台まで上昇。

取り巻く環境を見渡すと、欧州委員会がイタリア予算案を容認せず、EU首脳会議ではブレグジット問題で合意できず、サウジの対外的な信用失墜と米国との対立の可能性、米国がメキシコ南部国境閉鎖のリスクなど、リスク回避につながる材料が多いく、112.80を確実に超えるまでは円ベア派も安心できず。112.10~60をどちら側に超えるのか?

EURUSDは、イタリア予算案がネックでEUR売りは止まらず、ブレグジット交渉のリスクも消えず、昨日1.1500を割り込んでからは戻りも限定的。 欧州市場に入ると直近の安値1.1450を割り込み売り圧力が続き、10月9日の安値1.1432とほぼ同水準まで下げ何とか下げ止まるも、反発力は鈍くボトムアウト感は見られず。

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