2018/10/29

2018年10月29日(月曜)欧州・米国市場

2018年10月29日(月曜)欧州・米国市場

欧州株反発、米株大幅上昇からスタート。米債利回りは上昇し、対ドルを含め主要通貨で円売りが強まる。

アジア、中国株の下落による弱気ムードは、欧州市場に入り株価の上昇を受け流れは一変。米株先物も上昇を続け、米現物株も大幅上昇となり、リスク回避の巻き戻しに円売りが加速。USDJPYは112.40~50にかけての売りオーダーに上げ渋るも、徐々に底値を切り上げている。

米個人所得は前月比0.2%と予想と前回を上回り、個人支出は前月比0.4%と方修正された前回を下回るも予想と変わらず。相場へのインパクトは見られず。

14日のバイエル州議会に続き、週末のヘッセン州議会でもメルケル首相のCDUと連立のSPDが惨敗。メルケル首相は党首選に出ず、議会選挙にも出ず、事実上任期の2021年に引退へ。独政局の混迷と右翼化の動きにEURUSDは一時1.1413→1.1361まで下落するも、1.1416元の水準に反発、大枠1.1370~1.1420のレンジで推移。

GBPUSDはアジア市場で大枠1.2820~40の狭いレンジから、欧州市場に入りEURUSDの影響を受け一時1.2806まで下落。1.2853まで値を戻すも続かず、結局はスタート開始の水準となる1.2820近辺で推移。

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USD 9月 個人所得=前月比0.2%(予想0.4% 前回0.3→0.4%)、個人支出=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.3→0.5%)、PCE価格指数=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比2.0%(予想2.0% 前回2.2%)、コアPCE価格指数=前月比0.2%(予想0.1% 前回0.0%)、前年比2.0%(予想2.0% 前回2.0%)

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