2018/10/05

2018年10月5日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年10月5日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日、米国市場では重要な米雇用統計の発表を控えている。強い米経済指標が目立つなか、先日のパウエルFRB議長は好調な米経済と追加利上げを再表明。米金利は高値を更新しドル高へと動き、米株は下落気味。

その米雇用統計の予想は、失業率予想3.8% 前回3.9%、非農業部門雇用者数=予想18.5万人 前回20.1万人、平均時給=前月比予想0.3% 前回0.4%、前年比予想2.8% 前回2.9%、労働参加率=予想62.7 前回62.7と、失業率は改善、肝心の非農業部門の雇用者数は弱く、平均時給の伸びも前回を下回る予想となっている。結果はどうなることやら!

AUDUSDとNZDUSDの下げ幅は0.17%程度と引き続き弱く、他の通貨と比較しても弱く、米金利の上昇もあり市場のドル買いをリードしているように思えてならない。今日の日経平均株価も-0.8%(-191.90)と弱く調整過程と思うも3日連続の下落。中国市場が休場の中、香港株は弱含み、欧州市場に入っても株安の流れは止まらず。

GBPUSDは15:00時過ぎに、ロイターがインパクトを狙ったのかは不明ながら 「EU交渉担当者は離脱交渉の合意が非常に近いと認識」との報道が材料となり1.3007→1.3060まで急伸して、1.3040台で推移中。前日に1.30の大台を割り込み一時1.2920まで下落し、ブレグジット関連で度重なるネガティブ発言が飛び出し、1.3000の大台を復活。米雇用統計待ちに今のところ底堅い動きとなっている。

USDJPYは昨日114.00~20の壁を割り込み短期投機筋のストップをつけながら113.60台まで下落した影響や、日経平均株価の3連続下落の影響に積極的な買いは見られない反面、114.10トップに、3連休前の戻り売り圧力がみられる。結局は114.55の高値→113.64の安値の50%戻しの水準となる114.10が重くなっており、今日の米雇用統計待ちへ。

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