2018/10/27

最新のIMMポジションから見えること 10月27日

最新のIMMポジションから見えること 10月27日

主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)の10月23日集計日では、投機的ポジションは前週比で-314,764→-297,854へと前週に続きに16,910コントラクトと売りが減少しています。

集計日の23日時点で株価下落の影響を市場はあまり織り込んでいなかったと推測され、ポジションに大きな変化もなく相変わらず全通貨がネットで売りポジションが続いていました。そのため今週の相場を考える上で、参考度合は低いと考えてください。その中で目立ったのは円の売りが2週連続して減少、円買いの動きが強まっていることがわかります。

米商品先物取引委員会(CFTC)のIMM通貨先物の公表日は毎週火曜日で、週末とは3日間のずれがあります。そのため、短期的な動きを捉えることはできませんが、市場全体の流れを判断するには利用価値は高いと思います

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USDJPY 前週-100,621→-92,804(7,817)
(集計日の終値 前週112.250→112.438)
2週続けて前週比で増加、株安始動の中で円買い思考が強まっていることがわかります。

EURUSD 前週-29,344→-30,304(-960)
(集計日の終値 前週1.15734→1.14696)
4週続けて前週比で売りが拡大し、ネットポジションが売りへ転換した後で、インタリア予算案を意識したのかドル高の中で売りポジションは最大に。

GBPUSD 前週-50,353→-46,997(3,356)
(集計日の終値 前週1.31839→1.29833)
2週続けて前週比で買いが増加、先行き不透明なブレグジット交渉にも予想外に健闘。ただし、集計日後には続落。

CADUSD 前週-11,019→7,228(3,791)
(集計日の終値 前週1.29333→1.30834)
5週続けて前週比で増加し、売りポジションは減少。新NAFTAの合意前後から緩やかにカナダドルの買い戻しへ。

AUDUSD 前週-71,491→-70,368(1,123)
(集計日の終値 前週0.71412→0.70846)
2週続けて前週でショートが小幅ながら減少。AUDUSDも0.7000の大台を維持中。



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