2018/10/21

今週の主な材料(10月22~26日)

今週の主な材料(10月22~26日)

不安定な株価と米金利の上昇、世界中あちこちで、揉め事が多くリスクだらけ! 詳しくは「今週の為替相場を考える」で述べることにするとして、今週は、米GDPを除くと金融政策の発表だけが目立つ週となっています。

24日には、スウェーデン中銀(-0.50%)とカナダ中銀(1.5%)が、25日には欧州中銀・ECB(0.0%)、ノルウェー中銀(0.75%)とトルコ中銀(24%)が金融政策を発表します。最も、カナダ中銀を除き政策金利は据え置きが予想されており織り込み済みで、中銀声明や総裁発言の内容による相場変動が気になります。

そのカナダ中銀ですが、今年1月と7月に続き、政策金利を0.25%引き上げ1.75%を予想していますが、先週金曜日の弱いカナダ経済指標の影響はどうなるのでしょうか? カナダCPIは前年比-0.4%と2か月連続のマイナスで、前年比は2.2%(予想2.7%、前回2.8%)と弱く、小売売上高も前年比-0.1%(予想0.3% 前回0.3→0.2%下方修正)となっていることもあり、カナダ中銀がどのように考えているか、直近のカナダドルの弱さを見ても気になります。

ECB理事会では、政策金利0.0%、上限金利0.25%、下限金利-0.40%の据え置きは間違いないと思われます。市場では年内に債券買い入れを終了し、来年9月の利上げ予想は支配的で、ブレグジット交渉のリスク次第ともいえるでしょう。

スウェーデン中銀は12月か2月の利上げ期待が強く、ノルウェー中銀は9月に7年ぶりに利上げをしたばかりですので政策金利の据え置きは固いと思いますが、中銀の声明などサプライズがあれば、EURSEK、EURNOK変動し、間接的にEURUSD相場に影響を与える可能性があります。

さて、今週のメインイベントの米第3四半期GDPですが、速報値で市場の予想は3.4%が多く前回4.2%からスローダウンが、予想されていますが織り込み済みで他国と比較しても圧倒的に強い数字であることは間違いありません。

経済指標の発表に関し詳細は別表をご覧ください

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