2018/10/17

2018年10月17日(水曜)16日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2018年10月17日(水曜)16日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米決算も強く米株は続伸。ダウ+547.87(+2.17%)、Nasdaq+2.89%、S&P500+2.15%、VIXは17.62(-3.68-17.28%)と低下。米債利回りも伸び悩み、リスク選好の動きに円売りが強まる。

為替相場では、リスク選好の動きもあり新興国通貨高が目立ち、ZARJPY7.93台(+1.89%)、TRYJPY19.70台(+2.31%)と大幅に上昇へ。主要国通貨でも弱いながらドル売りの流れが続き、GBPUSD1.3180台を維持、NZDUSDは早朝の強いNZCPIに利上げ期待が強まり上昇傾向を維持し0.6600の大台を狙い0.6597まで上昇し高値圏で推移。EURUSDは一時1.1620台へ上昇するも結局は1.1570台を前日終値とほぼ変わらず。

USDJPYは、円高材料とされた為替条項も麻生財務相を含め多数の要人が否定し堅調な株価に連動して円売りが強まる。アジア市場の111.73をボトムに、欧州市場に入り112.00をボトムに、米国市場に入り、鉱工業生産+JOLT労働調査と堅調な米経済指標と米ダウが一時600ドル近く上昇し、112.30近くまで上昇し高値圏で推移。

GBPUSDは、EU首脳会議(17~18日)でブレグジット討議を前にして予想外に底堅く、アジア市場の1.3140台をボトムに、欧州市場に入ると雇用統計の賃金の上昇+株価は上昇。トゥスクEU大統領から「メイ英首相の提案は難局を切る開く可能性」との報道もあり1.3200台を回復し一時1.3236まで上昇。英保守党のスミス院内幹事は「現在のバックストップ案では議会を通過できない」との報道もあり売りへと変化し、1.3170まで下落するも引き続き上昇傾向を維持。


◎EU首脳会議(17~18日)でブレグジット討議はどうなるのか? トゥスクEU大統領はメイ英首相の提案は難局を切り開く可能性と発言、EUバルニエ首席交渉官は交渉の最終合意期限は12月とEU加盟国に通達。
◎英保守党のスミス院内幹事は、現在のバックストップ案では議会を通過できない。
◎トリア・イタリア財務相は、歳出拡大が必要であることを欧州委に説明する自信。
◎米JOLT労働調査の求人件数は過去最高へ、米鉱工業生産は前月比0.3%(予想0.3% 前回0.4%)と安定推移。
◎英雇用統計は失業率4.0%で変わらず40年来の低水準で、平均賃金は3.1%と10年ぶりの伸び率を記録。
◎ユーロ圏貿易収支は166億ドルと予想外に黒字が拡大。
◎トルコ警察は、サウジ領事館でジャーナリストのカショギしが殺害されたことを裏付ける証拠をつかんだ。