2018/10/05

2018年10月5日(金)4日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2018年10月5日(金)4日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

欧州市場から続く米金利の上昇と株安は、米国市場に入っても止まらず。

米債10年債は一時7年ぶりの高水準(クローズは前日とほぼ変わらず)に、米株は大幅安。日銀の「利回り上昇要因報道」とリスク回避に円の買い戻しが強まりUSDJPYは一時113.60台へ、ブレグジット交渉の楽観的な見通しにGBPUSDは続伸、連れ高とリスク回避のヘッジなのかEURUSDも上昇。逆に、リスク回避にAUD+NZDの売りは止まらず、CADも弱く、結果、NZDJPY+AUDJPY+CADJPYは0.9~1.0%近く下落し円高へ。

米株は下落し、ダウは-200.91(-0.75%)、Nasdaqは-1.81%(-145.57)と大幅安。S&P500も-23.90(-0.82%)。米10年債利回りは3.188%近くで、一時3.23%と7年ぶりの高水準まで上昇するも上げ幅を縮め前日大きな変化は見られず。

USDJPYは、アジア市場の114.55を高値に、株安の流れに上値は重く114.40~50の売りが強まり欧州市場の中盤までは114.20~40のレンジで推移。欧州市場に入り、日銀の「利回り上昇要因報道」とのロイター報道に114.20を割り込み続落開始。米国市場に入り米金利が上昇し米株が大きく値を下げると114.00の壁を割り込み一時113.673まで急落。終盤にかけて113.90台まで持ち直している。

EURUSDは、アジア市場の1.1460台をボトムに下げ止まり、安値を割り込んでからは利食いの売りが優勢となり1.1500の大台を回復し1.1520近辺まで上昇。米国市場に入り米株安やGBPUSDの連れ高と、米株・米債利回りの上昇に伴うリスク回避のヘッジに買い戻しが強まり1.1540台まで上昇。一時1.1490台まで値を下げ1.1510台で推移。

GBPUSDは、アジア市場の1.2920台をボトムにアジア・欧州・米国市場と上昇、1.3040台でトップアウトし1.30台を維持。欧州市場では「英国のアイルランド国境問題に関する新しい提案は、正しい方向性であり譲歩できる可能性」との報道、コベニー・アイルランド外相は「 BREXIT交渉はクリティカルな局面に BREXIT合意の90%は合意している」、EU報道官から「BREXIT交渉は進展している」の報道や、バラドゥカー・アイルランド首相から「BREXIT合意を11月までに成し遂げたい」との報道もあり、ブレグジット交渉でEUと英国共に前進の期待感に1.3000の大台を回復し、米株安に1.3040台を回復、一時1.3003まで値を下げるも1.3020台と高値圏で推移。


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23:00    USD 8月 製造業新規受注=前月比2.3%(予想1.9% 前回-0.8-0.5%)、除く輸送機器・前月比=0.1%(予想 前回→0.1%)→ 前回は上方修正され予想を上回る

23:00    USD 8月 耐久財受注・確報値=前月比4.4%(予想4.5% 前回4.5%)、除く輸送前月比0.1%(予想 前回0.2→0.1%)→ 予想を下回る

23:00    CAD 9月 Ivey購買部担当者景況感指数=50.4(予想61.4 前回61.9)→ 予想と前回を大幅に下回る

3:00    MXN メキシコ中銀金融政策発表=政策金利7.75%の据え置きを決定、予想通り


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