2018/10/30

2018年10月30日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き(午後3時半ごろ)

2018年10月30日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き(午後3時半ごろ)

前日は、トランプ大統領が「米中首脳会議が不調なら12月初めに中国からの輸入品リスト全てに新たな関税を課す計画がある」とのブルームバーグ報道で、米株が下落し円買いが強まり、今日は今日で、トランプ大統領は「対中貿易を巡り素晴らしい取引を見込んでいる」とのFOXニュースに日経平均株価は一時400円近くまで上昇へ。また、トランプ大統領は「メキシコ国境沿いの警備を補強するため、米軍の実戦部隊5200人強を派遣する」と発表するなど、トランプ発言に右往左往。

その影響もあり円売りが加速。USDJPYは0.28%の上昇と112.30→112.74へ上昇し高値圏で推移し、円はクロスでもAUDJPYの0.76%を筆頭にして円売りが強まっている。

また、中国株高となり一時USDCNYも人民元高へと動くも持続できず。ただ、米中貿易戦争の緩和期待もあり、豪州株(S&P/ASX200 )が1.3%台へと上昇し、AUDUSDは、0.7050台→0.7090台へと0.5%弱の上昇となっている。

主要通貨のEURUSDとGBPUSDは前日NY市場の終了間際に値を下げるも、大きな変化はみられず。EURUSDはイタリア予算案のリスクに加え、相場への影響は軽微ながらメルケル独首相の衰退はどうしても意識せざるを得ず。頼みの綱はイタリアが「2019年の財政赤字削減に向けた方策を模索」していることだが、そう簡単に変えることができるのだろうか? GBPUSDはブレグジット交渉のリスクはいつもながら変わらず特に目新しい動きも見られず、大枠1.2790~1.2815の狭いう動きで上値はいつもながら重い。