2018年10月1日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き
欧州市場に入って強さが目立ったのはポンド、強さを維持したのはNAFTA暫定合意したカナダドルとメキシコペソ、トランプ大統領が日本時間午前零時に予定している、米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に関する会見を注目。EURUSDで1.1600を割り込みながらも1.1600を中心に上下変動へ。ドル円は114円を中心に狭いレンジ。
英国を除き欧州株は強くユーロSTOXX600は0.38%上昇、米株も上昇からスタート。米10年債は一時3.096%と3.1%直前までの上昇から伸び悩み3.07%近辺で推移。経済指標では米製造業PMIは予想を上回るも前回と変わらず、米ISM製造業景気指数は予想を下回り強さは見られず。
GBPUSDは、強くでた製造業PMIにも上値は重く1.3000の大台を試す動きが続いた。「英国はEU離脱合意に向けアイルランド国境問題で妥協計画」との報道に、1.3011~1.3115まで約100ポイント急伸し、1.370台で推移。
USDCADは、NAFTA再交渉の合意の影響が続きカナダドル買いが止まらず、先週末からギャップを明けて下落からスタート。アジア市場の1.2883を高値一時1.2800の大台を割り込み1.2787まで続落から、今は1.28台を回復。
EURUSDは、ユーロ圏のPMIは予想通りで動きにくい中、欧州市場の序盤にはイタリア紙プブリカが「EUの欧州委員会が11月にイタリア予算提案を拒否する」との報道に1.1574まで値を下げるも、欧州市場は底堅く1.1619まで上昇。GBPUSDの急伸の影響もあり1.1625と日中の高値を一時更新。
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15:00 GER 8月 小売売上高=前月比-0.1%(予想0.4% 前回-0.4→-1.1%)、前年比1.6%(予想1.5% 前回0.8%)→ 前月比は前回が下方修正され、予想をも下回るマイナスへ、前年比は強い。
16:15 CHF 8月 小売売上高=前年比0.4%(予想1.7% 前回-0.3→-0.9%)→ 前回が下方修正され予想をも下回る
16:30 CHF 9月 SVME購買部担当者景況指数(PMI)=59.7(予想61.8 前回64.8)→ 予想を下回る
16:50 FRN 9月 製造業PMI・確報値=52.5(予想52.5 前回52.5)→ 予想通り
16:55 GER 9月 製造業PMI・確報値=53.7(予想53.7 前回53.7)→ 予想通り
17:00 EUR 9月 製造業PMI・確報値=53.2(予想53.3 前回53.3)→ 予想と前回を若干下回る
17:30 GBP 9月 製造業PMI=53.8(予想52.5 前回52.8→53.0)→ 予想と前回を上回る
18:00 EUR 8月 失業率=8.1%(予想8.2% 前回8.2%)
21:30 CAD 8月 景気先行指数=前月比0.1%(前回0.1→0.0%)
22:02 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
22:45 USD 9月 製造業PMI・確報値=55.6(予想55.4 前回55.6)→ 予想通り
23:00 USD 9月 ISM製造業景気指数=59.8(予想60.3 前回61.3)→ 予想を下回る
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