2018/10/17

2018年10月17日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年10月17日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+291.88(+1.29%)上昇、売り圧力が強く懸念された中国株は反転し上海総合は一時4年弱ぶりの安値へ下落するも、何とかプラス圏に持ち直す。

為替市場は株高=円安と連動するも、USDJPYは112.40台の上値は重く、今日からスタートするEU首脳会議とFOMC議事録を前にしてEURUSD+GBPUSDの売り先行で、昨日上昇が目立った新興国通貨の動きは緩慢。

今日・明日のEU首脳会議ではどのような結果になるのだろうか? バルニエEU主席交渉団はブレグジット交渉の1年延長をほのめかし、イタリア予算案もどう評価するのか気になりドルは小幅上昇へ。ルクセンブルグ外相は「EU首脳会談ではブレグジットに関し合意はない」と見込んでいるといい、一方 合意は12月までに可能との話も聞こえてくる。

USDJPYは、日本株高でも112.40~50の上値は重く、逆に昨日の欧州市場から112.00割れも底堅くなっており、結局は112.00~50のレンジを抜け出すまではレンジ相場入り。ただし、米株の上下変動やFOMC議事録を材料としてどちらかを試すことは間違いなさそう。

GBPUSDは、アジア市場の1.3193を高値に、欧州市場に入ると1.3150台と軟調に推移。昨日の強かった英雇用統計に続き、17:30時には英CPIの発表が控えており、結果を受けて短期的に変動する可能性があります。ただ、どうもEU首脳会議ではやや悲観的なムードに偏りつつあり、利食いのポンド売りが優勢となっており、明日18日の本チャンを前にして要人の発言で上下変動する可能性が高くなっています。また、テクニカルではやや弱気になりつつあります。