2018/10/08

2018年10月8日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き

2018年10月8日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き


7日(日)には人民銀行は大手都市銀行の預金準備率を今年3回目となる14.5%まで引き下げを決定するも人民元相場には効果は見られず。人民元安がリードする新興国通貨安に加え、アジア株も総じて弱く上海総合は4%近くと大幅下げで3週間ぶりの安値へ。

主要通貨ではドル高と円高が共存。豪ドル+NZDドルは予想外に健闘し小幅高。逆に、EURUSDはサルビーニ・イタリア副首相の「ユンケル欧州委員長とモスコビシ欧州委員が欧州の真の敵」と発言もあり1.1460台へ。GBPUSDも、「今週にブルッセル訪問の予定なし」との報道に、早期ブレグジット交渉の期待が剥がれ、何とか1.3000の大台を維持するも一時1.3030で続落。USDJPYは、株安=リスク回避+円ショートの巻き戻しに、欧州市場に入ると固いと思われていた113.60台をあっさりブレークし、113.20台へと続落。

株安の余波は欧州市場へと波及し、イタリア、ギリシャ、デンマーク株は2%超下落し、ダウ先物も0.5%近く下落しリスク回避の動きへ。東京市場が休みで、米国市場は債券市場が休場で小幅な変化を期待した市場参加者は当惑気味。

原油価格は、トランプ政権が「イラン産原油取引国への制裁適用免除を前向きに検討」との報道もあり73.30台と1.3%近く下落中。