2018/12/16

今週の主な材料(12月17~21日)

今週の主な材料(12月17~21日)

今年も残り2週間ちょっとで、世の中はクリスマスムード。政府関係者や中銀関係者もクリスマスモードに入りしたい思っていることでしょう!

政治的な背景やリスクに関しては、「今週の為替相場を考える」で述べることとし、こちらは今週の経済指標や中銀関係についてだけを中心に考えてみたい。

今週のメインイベントはなんといっても、FOMC(含む経済予測値+パウエル議長発言)、米GDPの2大イベントに集約される。

FOMCは、多くの期待通り政策金利を政策金利2.00~2.25%→2.25~2.50%への引き下げ予想が主流で間違いないと思われる。しかしながら、最近は米経済の成長見通しの下方修正が続いてる現状で、直近のナバロNTC委員長の「FRBは動くのが早すぎる」との牽制球もあり、FOMCのメンバーの意見や経済予測値に反映されるのだろうか? 来年以降の予測値の変化の度合いで相場が動く可能性に注意。

米第3四半期GDPは確報値でと改定値と変わらず、直にGDPの数字の予想値との差が直後の為替相場の変動要因。前期比年率予想は3.5%(改定値3.5 前期4.2%)%、個人消費=予想3.6%(改定値3.6% 前期3.8%)、デフレーター=予想1.7% (改定値1.7% 前期3.0% )、コアPCE・デフレーター=予想1.5%(改定値1.7% 前期2.1%)

その他の米国発の材料としては「NY連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数、中古住宅販売、新規失業保険申請件数、景気先行指数、耐久財受注、個人所得・消費」等も予想との差により株と金利と合わせた短期的な変化を注意。

①カナダ発では「CPIとGDP」、①英国発では「CPI、BOE金融政策委員会、GDP」、③ユーロ圏では「CPI」、④豪州発では「豪中銀議事録、雇用統計」、⑤NZ発では「GDP」、⑥日本発では「通関ベースの貿易収支、日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁会見、全国CPI」。これらが相場の変動要因で、特に、カナダ、豪州、NZ発の経済指標の変動率は大きいことを注目したい。

詳しくは別表をご覧ください。

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