2018/12/21

2018年12月21日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年12月21日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

クリスマス前の週末金曜日。日経平均株価は2万円の大台おかろうじて死守し結局は下げ幅を縮めるも前日比-226.39(-1.11%)の下げで、今週に入り約千2百円の下げを記録。中国株も弱く上海総合は1.1%近く下げて取引が続いている。

原油価格(WTI)は46.77ドルまで上昇するも続かず46.20近辺で推移。米10年債利回りはい一時2.79%まで低下するも2.8%近くまで徐々に値を戻し、前日とほぼ同水準で推移。

米国は予算法案を巡り議会との対立やトランプ氏の反対もあり、22日から政府機関が一部閉鎖されるリスクが一段と高まっている。最近ではこの問題=ドル売りに動いていたが、その多くは直前や直後に妥協案が成立し事なきを得ることが多かったが、今回は?

英議会は1月9日にEU離脱案の審議を再開。審議は1月9~10日に行うとし、11日も行う可能性があると語った。→ 議会採決は1月14日の週に予定されている。

さて、肝心の為替相場は、アジア市場では弱いながらもドル買いが優勢だったが、欧州市場に入りドル売りへと変化。

USDJPYは、日本株安にも底堅く推移し、中国株安にも円売りの反応は鈍く、円高の方向性は別として、底堅い印象が強い。結局のところ、ボトムが見えない株安や、心なくも円ロングを切らされた市場参加者の投げ売りが、来週からのクリスマス休暇を前にして一巡している可能性もぬぐい切れない。

上値のめどは、昨日まで非常に強いボトムとなっていた、112.20(±0.10)と111.80(±0.10)、これを越えるまでは円ブルの流れは変わりそうにない。昨日のボトム水準となる110.80近辺も堅そうで、となると、110.80~111.80のレンジ?

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