2018/12/12

2018年12月12日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年12月12日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

カナダの裁判所はファーウェイCFOの保釈を認めたことで、リスク回避の流れの巻き戻しに日経平均株価は+454.73(+2.15%)上昇するも、中国株の上昇力は鈍く上海総合は+0.31%の上昇にとどまっているのが気になる。

先にトランプ大統領は「もし米国のため、また米中貿易協定の交渉、さらには安全保障に資するなら、必要と判断すれば、間違いなく介入するだろう」と語っていたことが思い出されるが、今回は何も介入していないのだろうか?

為替相場は、米国市場で発表の米CPIを意識しているのか、全体的に動きは鈍く、ブレグジットで揺れるGBPUSDは、英保守党議員で構成する1922委員会のブレディ委員長は不信任投票を要請する書簡が必要数を上回り、英保守党党首の信認投票を12日午後6~8時に実施(日本時間13日の3~5時)。

事前に信任投票の可能性を示唆する報道もあったが、直後からポンド売りが強まるも続かず、逆にショートカバーでGBPUSDは上昇気味で、信任投票の報道直後の1.2477から1.2550台まで値を戻している。ただし流れはGBP売りで変わらず。

EURUSDは、今日の米CPIもあるが、明日のECB理事会とドラギECB総裁の記者会見を気にしながら、1.1315~1.1335の狭いレンジで推移。イタリア紙ラ・レプブリカは、サルビーニ・イタリア副首相は3月10日に総選挙を模索との報道があったが、今日のコンテ首相とユンケル欧州委員長の会談を注目。

USDJPYは、113.30~52のレンジで、株高にも上昇力は鈍いながらも底値を切り上げているようにしか見えない。