2018/12/02

今週の為替相場を考える(12月3日~7日)パート1

今週の為替相場を考える(12月3日~7日)パート1

米中首脳会談が予定時間を1時間早めて、日本時間午前5時30分から始まっている。予定では3時間となっているので変更がなければ、午前8時半以降で何等かのニュースが出てくると思われ、その結果をみてから、明日月曜日以降の為替相場を考えることにしたい。

直近の相場変動から要因を考えると一目瞭然ながら、①米金利の行方(パウエルFRB議長を筆頭に通貨当局者のハト派発言を受けた、楽観的な米金利の続伸に注意信号が点灯している米金利)、②ブレグジットの行方(先にEUとメイ英首相が合意したブレグジットの合意案の議会採決で「12月11日午後7時(日本時間12日午前4時)」に向けた駆け引き)、③イタリア財政赤字(イタリアの2019年予算案で財政赤字のGDP比がEU基準に違反するため制裁が執行されるのか、それとも改善案を再提出するのか)

直近の相場変動から要因を考えると、12/6 OPEC総会、12/7 独与党・キリスト教民主同盟(CDU)党首選、12/5 豪第3四半期GDP、 12/7 米雇用統計、 12/7 カナダ雇用統計、 12/4 豪中銀金融政策、12/5 カナダ中銀金融政策、 12/4 カーニーBOE総裁(英議会で発言)、 12/5 パウエルFRB議長(上下両院合同経済委員会で、経済見通しについて証言)が特に重要で要注意。