2018/12/06

2018年12月6日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年12月6日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

株安と金利の低下は止まらず。為替相場はドル高と円高が並走。

日経平均株価は一時600円超まで下落し-448.23(-2.04%)で終了、中国株も下げ幅は大きく上海総合は-1.5%近くで推移している。ファーウェイCFOが逮捕との報道や、米海兵隊の航空機2機が日本海で行方不明、との材料と言われているが、株安=債券の上昇(利回り低下)を考えると、資金が株→債券へシフトしているのが実情。

この流れが休日明けの米国市場で継続するのか、それとも逆に反発するのか? これを予想することは難しいので、とりあえずは、テクニカルだけを考えた極短期勝負。

ドル高と円高は基本的にはリスクヘッジとなっている。最近の値動きからUSDJPYが112.50~60台をボトムに下げ止まって反発している状況は円ベア派にとっては最後の砦となっているように思え、113.20~30をクリアに抜けると円ベア派が強気になる可能性も。

EURUSDは、11日にイタリアは欧州委員会に2019年の予算案を説明する。市場では何らかの改善策(対GDP比赤字2%との説もあるが)を提示することを期待している。昨日の安値1.1311、3日の安値1.1319、1日の安値1.1301と、1.1300の大台をボトムになるか強く意識した動きになりそうでもある。

GBPUSDはメイ首相が先のEUとブレグジット離脱案の合意を受け、議会での承認が必要となるも承認される可能性が低下しており、EURUSDとGBPUSDの動きの変化が続く可能性も気になる。引き続き過去数日間のボトムとなる1.2658を上回って推移しているが上値の重さが気になる。

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