2018/12/11

2018年12月11日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年12月11日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

中国の劉鶴副首相がムニューシン米財務長官やライトハイザー米USTR代表と電話会談の動きに続き、中国は米国製自動車に対する関税を40%→15%と引き下げに動くとのポジティブニュースが続く。

原油価格は急伸、欧州株は上昇しダウ先物は1%超の上昇へ。米債利回りは上昇し、10年債は一時2.888%まで上昇。米PPIは予想通りながら前月比からは大幅に低下。

為替相場はリスクと株価に敏感で米中接近の好材料にAUDUSDは0.7220台へ上昇中で、NZDUSDは0.6910台へと上昇中。原油高にUSDCADも一時1.3380割れまで下落しカナダドル高へと動く。

GBPUSDは、英平均賃金は3.3%と10年ぶりの大幅な伸びへ。メイ英首相報道官はトゥスクEU大統領は11日午後4時(日本時間12日午前1時)にメイ英首相と会談。EU離脱案の議会採決を1月21日より前に行と発表し、アジア市場の1.2550をボトムに一時1.2638まで上昇するも続かず。

EURUSDは、欧州市場に入りイタリア2019年予算案の赤字修正の可能性が高まったとの判断なのか欧州株は強く一時1.2638まで上昇。米株先物が大幅に上昇するなかで、米債利回りも大幅に上昇し、逆に米株高と米債利回りの上昇に1.1360台まで戻している。

USDJPYは、アジア・欧州市場は113.33を高値に、113.00~30の上値は重く日本株安の流れに緩やかな変動にと止まっていた。米国市場に入り前月比を大幅に上回る米PPIや、米株と米債利回りの上昇もあり113.20台へと上昇傾向が続く。ただし、113.20~30の上値の壁を破ることができるのか?


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