2018/12/28

2018年12月28日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年12月28日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替相場は、今年最後の取引の中で、アジア市場はドル売り傾向を維持するも小幅な変動にとどまっており、トレンドとは言い切れない動きとなっている。

日経平均株価は2万円台の大台を何とか維持するも、前日比では-62.85(-0.31%)と小幅低下で2018年を終えた。中国株は小幅高で、上海総合も現時点では0.41%と上昇、ダウ先物は-0.25%とこちらもやや値を下げている。

参考程度にしかならないが、米10年債は2.77%、2年債も2.58%と小幅高で推移している。

2018年最後の日の、欧州と米国市場での株式や債券市場の動きに為替市場が連動する三つ巴の動きになることは容易に推測できるが、最近の米株の急変動を見ると、米株がどちらの方向性が強いのか理解に苦しむ。

特に積極的にロングにする必要性はないとおもうも、年末・年始、何もなければそれでいいのだが、「仮に何かあった場合」のリスクヘッジとしては、どうしてもリスク回避時に変われやすい円やスイスを注目せざるを得ない。となると、消去法で円が選好されやすい状況は直近の値動きを見ても理解でき、112.60台の高値から上値が切り下がっており、下値をトライしながらも、110.50をボトムに何とか下げ止まっているがチャンスがあればどこまで下がるか下値を模索しているように思えてならない。110.50~111.20のコアレンジがどちらに抜けるか!

英議会は年明けの1月9日にEU離脱案の審議を再開し、議会採決は1月14日の週に行う。リスクを考えれば、ここ数日のEURGBPの上昇も理解できる。ただ、EURUSDが1.1500の大台をクリアに達成できるかは疑問だが、逆に、達成後の動きを見たくなる。