2018/12/04

2018年12月4日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年12月4日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

米中貿易戦勝の停戦合意による影響はわずか一日で終了? 

日経平均株価は-538円(-2.39%)と大幅下落。中国株はマイナス圏からやや値を戻すも予想外に伸びず。米10年債利回りは続落中で一時2.935%まで下落。

為替相場は、金利相場に戻ったのか? 米金利の下落は止まらずドルは全面安。まさか、G20でトランプ大統領に円安是正を求められたわけではないだろうが? G20明けの相場展開は不可思議!

新興国通貨でもドル売り傾向が続いているが、株安相場にどこまで忍耐力が続くのか、逆に不安でならない。

USDJPYは米金利の低下に加えて株安の影響を強く受け、前日の円安から逆に113.00台まで円高が進み、反発力は極めて限定的で円ショートの巻き戻しが収まらず、円クロスでも円の買い戻しが続いている。

株安にもかかわらず、米金利の低下にドル売り傾向が続き、NZDUSD(0.6960台)、とAUDUSD(0.7380台)と、前日に続き上昇傾向は止まらず。EURUSD13890近くへ一時上昇、GBPUSDは一時1.2750台まで上昇。

豪中銀の声明=世界貿易には減速の兆候がいくつかみられ、一部は貿易を巡る緊張から生じている。中国経済は小幅に減速し、政策を緩和している。労働市場と米国の大規模な財政刺激を考慮すると、コアインフレ率の一段の上昇が見込まれる。信用スプレッドはやや拡大した。また米ドルは今年、幅広く上昇している。

豪中銀の声明=今年と来年のGDP伸び率は平均すると約3.5%で、2020年には資源輸出の伸びの鈍化により減速する。失業率は一段と低下する可能性が高い。インフレ率は今後数年間で穏やかな上昇が見込まれる。インフレ率は2019年が2.25%、2020年はより幅上昇するというのが中心的なシナリオ。

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