2020/05/12

2020年5月12日(火)14:45時ごろの動き

2020年5月12日(火)14:45時ごろの動き

日経平均株価はマイナスを抜け出し小幅高へ。上海総合は米中間、豪中間の火種がくすぶり値を下げ、米10年債利回りは0.7%と小幅低下し、原油価格はサウジの追加減産にも在庫増加の見込みが残り、24.40と小幅な上昇にととどめっている。

中国のCPIは前回から低下するも予想よりマシ。PPIは弱く出るも大きな動きは見られず。

為替相場は、クオモNY州知事は「一部地域では今週中にも再開を認める方針」とあるが、新型コロナウイルスの規制緩和をめぐる動きや、逆に感染者再発や感染率の上昇等もあり複雑。

市場が注目したのは、中国が「豪州の4つの食肉工場からの輸入を禁止した」との報道で、新型コロナウイルスの発祥地をめぐる米中間の批難合戦に緊張激化の懸念が増幅。AUDUSDは一時0.6432まで下落するも、現状は0.6470台を回復している。

USDJPYは、前日NY市場の高値107.77を試すこともできず、円ロングの調整も一巡し直後だけに軟調な展開で、一時107.35まで円高が進んでいる。

EURUSDは、ドイツは先に独連邦憲法裁判所がECBのQEの一部は違法との判決を示したが、それが執行されないだろうとの意見は多数。ただ、リスクは全くないことはなくそれなりに、リスク回避のEUR売りに動いているが一時的で、AUDUSDの下落に連れ一時1.0784まで値を下げるも、結局は振出の1.0810台に逆戻り。

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10:30    CNY 4月 消費者物価指数=前月比-0.9%(予想-0.5% 前回-1.2%)、前年比3.3%(予想3.7% 前回4.3%)→ 伸びは前回からは回復するも予想に届かず

10:30    CNY 4月 生産者物価指数=前年比-3.1%(予想-2.6% 前回-1.5% )→ 予想外の低下で4年ぶりの大幅な落ち込み

10:30    AUD 4月 NAB企業景況感指数=-34(予想 前回-21.0→-22.0)、企業信頼感指数=-46(予想 前回-66.0→-65.0)

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クオモNY州知事は、州の経済活動再開に着手する準備ができていると述べた。一部地域では今週中にも再開を認める方針。

NY連銀消費者調査は、1年以内に仕事を失う可能性があると考えている消費者の割合は20.9%と前月の18.5%から上昇した。1年前と比べて家計が苦しくなったと考える消費者は40%弱となり、こうしたの30.2%から大きく上昇した。1年後は現在より苦しくなると考える消費者は31.6%と、前月の27.8%から上昇した。

米NBCは、新型コロナウイルスの感染率が、いくつかの大都市圏と小さなコミュニティで急上昇しているとの未確認レポートを公開。

黒田日銀総裁(衆議院金融委員会)は、必要があれば臆病なく追加緩和措置を講じる。強力な金融緩和は経済、金融の下支えに貢献している。景気の先行きは不透明感強く下振れリスク大きい。世界経済は急速に落ち込んでいる。

中国は、豪州の4つの食肉工場からの輸入を禁止したと報じている(豪州の公共放送ABC)、新型コロナウイルス感染拡大について、モリソン豪政権は中国などの調査について度々覧していることもあり、豪中関係の悪化が懸念されている。

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