2020/05/10

IMMのポジションから

IMMのポジションから

集計日が5月5日の、投機的なポジションのネットは、前週の+30,338→+18,839コントラクトと、ロングが-11,499減少し2週連続となりました。前週と比較するとスイスと豪ドルが小幅ながらロングが増加する反面、他の5通貨はショートが拡大増えています。

全体的には特徴もなく大きな変化もなく、新型コロナウイルスの感染の収束期待が強い中で、今後の方向性がはっきりしない状態に思えます。

ポジションを見ると、ユーロは+76,299コントラクトとロングが最も多く、3月17日から8週ロングを維持していますが、直近の2週間は逆に減少しています。IMMのポジションからはユーロの先高を期待しているのですが、EURUSD相場は伸び悩み期待通りの動きになっていないように思われます。

円は+27,214コントラクト。3月10日から9週間ロングを維持していますが、今回は前週比で-5,112と減少しておりロングも小幅にとどまっています。円先高期待は残ります強気になれないのでしょう。

ポンドは-12,005コントラクト。昨年12月24日から 先月の4月14日までネットポジションでロングポジションが続いたのです、4月21日からショートへと変化し前週比は9週連続しショートが増加しており、弱さが目立っています。

カナダドルは-32,052コントラクト。ネットポジションのロングが昨年7月2日から36週間続いた後に3月10日からショートに転じ9週目に入っていますが、ショートポジションも限定的で気迷いムードが強そうです。

豪ドルは-33,455コントラクト。2018年4月3日から110週間ネットでショートの状態が続いていますが、今年に入ってからショートポジションの平均値も-34,470と今回の集計値と大きな変化は見られず、あまり期待していないのでしょうか?

詳しいデータは別表をご覧ください

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