2020/05/03

今週の主な材料(5月4~8日)


今週の主な材料(548日)

今週は日本がゴールデンウィークで6日(水)まで、中国では労働節で5日(火)まで休日となります。

新型コロナウイルスの感染では方向性の違いが目立っていいます。ロシアや新興国の一部では感染が拡大し、欧州の多くの国や米国、豪州、NZ、カナダなどではロックダウンの緩和が目立っています。また、日本国内ではまだそこまでは至っていないのが実情で、その違いが為替相場にどのように影響を与えるのでしょうか?

日経平均株価は先週2万円の大台を一時達成しながらも結局は19600円台でクローズし、313日の週以降は2万円台が大きな壁となっています。一方、NYダウは313日と20日のギャップで25000ドルの壁に阻まれ2.3万から2.5万ドルのレンジ相場を抜け出せずにいますが、最近は米国内でロックダウンを一部解除する動きと、米FDAがレムデシビルの緊急使用を承認しその期待感と効果と株価がどのように反応するのか注目しています。

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今週は、景況感指数、雇用統計、金融政策を注目しています。

景況感指数では、
4日(月)~6日(水)にかけて、ユーロ圏、米国、中国を含め各国のPMIの発表が続いています。確報値の発表では速報値と同数時の予想が大半となっておりサプライはなさそうです。一方、中国の財新サービス業PMIの予想は50.7(前回43.0)でどこまで上昇するのかを注目しています。一方、米国ではISM非製造業景況指数が発表となります、総合予想は37.7(前回52.5)と大幅な減速の予想ですが、51日に発表となった製造業は41.5と予想36.0を大幅に上回るサプライズもあり、今回の非製造業はどうなるのでしょうか?

雇用感関連では、
6日(水)にはNZの第1四半期の雇用統計が発表となりますが、失業率は4.5%(前回4.0%)、就業者数予想-0.2%(前回0.0%)と予想外にネガティブではなさそうです。

6日(水)には米ADP雇用統計は予想-2000万人(前回-2.7万人)と信じられない数字となっています。最も7日(木)の週間新規失業保険申請件数の予想も前週比で300万件(前回383.9万件)となっていることを考えれば驚きではなさそうです。

8日(金)には今週のメインイベントの米雇用統計が発表となります。失業率予想は16.0%(前回4.4%)、非農業部門雇用者数の予想は-2100万人(前回-70.1万人)とこれも驚きですが既に織り込み済みなのでしょう。平均時給の前年比予想3.4%(前回3.1%)と上昇が予想されています。

同日には、カナダの雇用統計も発表となりますが、失業率予想は16%(前回7.8%)、新規雇用者数の予想は-275万人(前回-101.07万人)と米国とは比較となりませんが、割合はひくいのではないでしょうか?

金融政策では、
5日(火)に豪中銀が金融政策を発表しますが、政策金利0.25%の据え置きが予想されています。

7日(木)にはBOEが金融政策を発表します。政策金利0.1%、資産買い入れプログラム6450億ポンドの据え置が予想さえており、サプライズはなさそうです。なお、同時に四半期インフレ報告、議事要旨発表しますので、こちらで動きがありそうです。


詳しくは別表をご覧ください

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