2020年5月18日(月)21:15時ごろの動き
市場の動きはリスクオン。
欧州市場では、株高+債券利回り上昇+原油高とリスク選好の動きで、為替相場はUSDとJPYが全面安で、AUD+NZDの上昇が目立っている。
原油価格(WTI)32ドル台へ続伸、欧州株は強くユーロストック50は+3.62%と大幅上昇、ダウ先物も3%超の上昇、米10年債利回りも0.67%台へ上昇。
独連銀の月報では、独経済は第2四半期に底入れを予想するも企業活動の低迷は続く。欧州証券市場監督局は、フランス、ベルギー、オーストリア、ギリシャ、スペインの空売り規制を解除と、市場が落ち着きを取り戻してしていることを評価。また、フィッチは、フランスとオーストリアの格付け目見通しを引き下げている。
週明けの為替相場は、先週から引き継いでいる、新型コロナウイルスの感染元をめぐる対立から再びファーウェーを狙い撃ちにしている米中問題、英EU通商合意の遅れのリスクは変わらないが、欧米で広まる新型コロナウイルスによる各種規制の解除の動きと経済のボトムアウトの期待感なのか、欧州株は大幅高で、USDとJPY安に反して他の主要国通貨は全面高。
USDJPYは、107.06をボトムに107円割れを試すこともなく、米国市場に入ると株高の流れもあり107.46まで上昇し、107.50円の壁で上げ止まっている。JPY安のパターンでは常の事ではあるが、クロスでJPYは大幅安で、特にNZDJPY&AUDJPYは1.3~1.5%台の上昇となっている。
一方、金価格の高値更新や原油価格の上昇や株高の流れにリスクに敏感なAUDUSDとNZDUSDの上昇が目立ち、共に1.0%超の上昇となっている。
明日19日の23時から始まるパウエルFRB議長とムニューシン米財務長官の証言が気になって仕方がない。
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