2020/05/07

2020年5月7日(木)16:00時ごろの動き

2020年5月7日(木)16:00時ごろの動き

原油価格(WTI)は23.65ドルと小幅安、日経平均株価は下げからスタートしプラス圏を回復するも伸びは今一つ。上海総合は小幅安で推移。欧州株は小幅上昇からスタート。米10年債利回りは0.698%とやや軟化。

為替相場は総じてドル売りへ。豪貿易収支は過去最大の黒字となり、AUDUSDは0.6379のボトムから一時0.6470台へ上昇。NZDUSDも連れ高へ、

USDJPYは、米中の対立懸念は潜在的に残るも新たな材料とはなり切れず。105.99をボトムに一時106.30台へと若干円安へと動くも主体性に乏しいく、大幅な戻りも期待できず。

GBPUSDは、金融政策の据え置が間違いないと思われているBOEの金融政策の発表を前にして上値が重くなり1.2340台を高値に1.2310台まで一時下落。BOEは金融政策の据え置を予想通り決定。発表直後から買いが強まり1.2420近くまで続伸中。

USDCADは、1.4173を高値に1.410割れまで下落し、EURUSd1991年来のマイナス幅となった独鉱工業生産にドル売りの中でも強さは限定的。1.0792~1.0840台のレンジから欧州市場に入りGBPUSDの上昇の影響を受け一時1.0815まで上昇へ。


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10:30    AUD 3月 貿易収支=106.02億豪ドル(予想68億豪ドル 前回43.61→38.65億豪ドル)、輸出前月比15.1%、輸入-3.6%→ 予想を大幅に上回り過去最高に、鉄鉱石や金の輸出急増を背景に貿易黒字は174%増加して過去最高の106億豪

10:45    CNY 4月 財新総合PMI=47.6(予想 前回46.7)、サービス業PMI=44.4(予想50.7 前回43.0)→ サービス業は3か月連続で50割れへ

12:00    CNY 4月 貿易収支=453.4億ドル(予想63.5億ドル 前回199億ドル)、3181.5億元(予想395.0億元 前回1394→h1394.2億元)→ 黒字額は予想を大幅に上回る。輸出が小幅増加する反面、輸入が大幅に減少

GER 3月 鉱工業生産=前月比-9.2%(予想-7.5% 前回0.3%)、前年比-11.6%(予想-8.9% 前回-1.2→-1.8%)→ 予想外に下落し1991年1月以来の落ち込み

GBP BOE金融政策発表=政策金利0.1%、資産買い入れプログラム6450億ポンドの据え置を決定、予想通り。四半期インフレ報告、議事要旨発表(発表予定時間を前倒し)

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議事要旨では、中銀として「必要に応じて一段の措置を取る用意」が示された。MPCは全会一致で政策金利の据え置きを決めたが、資産買い入れ枠については2人の委員が1000億ポンド増額を主張した。中銀は今年の国内総生産(GDP)が14%縮小すると予想しており、近く追加措置の発表が必要になる公算が大きい。下向きのリスクがやや大きい。量的緩和の現状維持に反対は2名。現状のQEは7月初めに上限に達する

BOEのMPCは、政策金利を過去最低の0.1%に据え置き、量的緩和(QE)の資産買い入れ枠も現行6450億ポンド(約85兆円)に維持へ。 英中銀はその一方で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う英経済の落ち込みに対応し、追加措置が必要になる可能性も示唆した。

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