2020/05/14

2020年5月14日(木)15時00分ごろの動き

2020年5月14日(木)15時00分ごろの動き

前日の米株安の流れを受け、日経平均株価は後場に入り下げ幅を拡大し-352.27(-1.74%)の下げとなっている。原油価格(WTI)は一時25.91ドルまで上昇するも続かず、米10年債利回りは軟調。為替相場は、豪雇用統計をうけたAUDUSDの下落に、全体的に小幅ながらドル高の流れが続き、円高の動きが強まっている。

AUDUSDは、豪雇用統計で失業率が予想外に改善し直後はこれを材料に0.6468まで上昇するも、就業者数は弱く労働参加率も弱くAUD売り圧力が強く、一時0.6240まで下落。

USDJPYは、早朝の107.07を高値に前日の安値106.74を試す動きに106.80を割り込んでいる。黒田日銀相殺は「一段と注意が必要。経済・物価見通しの不確実性や下振れリスクが高i」と発言するも相場への影響は見られず。

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ゴールドマン・サックスのエコノミストのリポートは、米労働市場の一段と悲観的な見通しを反映するため予測を修正した。一方で、新型コロナウイルス感染拡大に見舞われた米経済の回復は従来予想より急速になる。失業率のピークを25%と予測し、従来予想の15%から上方修正。米第2四半期GDP-34.0→-39%、第3四半期19→29%へ急拡大。

ムニューシン米財務長官は、下院民主党の3兆ドル(約320兆円)規模の追加経済対策案について、共和党は同意しないとした上で、追加支出には緊急性がないと指摘

メルケル独首相は13日、ECB)の量的緩和を一部違憲とした同国の憲法裁判所の判断について、政府は賢明に対応すると述べ、ユーロ圏として経済政策でより緊密な連携を進める契機にするとの考えを示した。憲法裁の判断を尊重するのは私の責任だ」とした上で、「ユーロ圏が存続し、独連銀がECBの活動に参加できるよう、責任ある賢明な対応を取ることが重要だ」
  
調査会社カンターは、英国政府の新型コロナウイルス対応について、「かなり良い」たは「大変良い」と考えていた回答者の割合が全体の49%となり、4月の61%から低下した。

ベイリーBOE総裁は13日、金融市場が中銀によるQE策拡大を見込んでいるのは非常に明白。最近のデータを見る限り、英国はリセッションに向けた非常に急速な動きのさなかにある
  
黒田日銀総裁は、景気が厳しさを増すなか、金融システムへのストレスが高まっており、一段と注意が必要。経済・物価見通しの不確実性や下振れリスクが高い
  
オアNZ中銀総裁は、一部の銀行はマイナスのオフィシャル・キャッシュレートや銀行間金利に実際に対応できるよう作業中で、運用上の課題が残っている


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