2017/09/30

今週の主な材料(10月2日~10月6日)

今週の主な材料(10月2日~10月6日)米雇用統計がメインイベントで来週月曜の日米祭日の影響も考慮へ。

今週から10月が始まります。今週のメイン・イベントは10/6(金)の米雇用統計ですが、 10/9(月)は日本が体育の日、米国はコロンブス・デーと、日米共に休日になるため、結果を受けた相場変動がより高くなることが予想できます。

さて、今週の主な材料を挙げてみたいと思います。米雇用統計10/6(金)、ECB議事録10/5(木)、豪中銀金融政策10/3(火)、イエレン発言10/4(水)、日銀短観10/2(月)と、衆議院選挙の行方、北朝鮮リスク、カタルーニャ自治州住民投票10/1(日)の結果と行方。それと、いつもながら米国発の景況感関連の指標と、主要中銀の要人発言です。

米雇用統計10/6(金)ですが、市場のコンセンサスは、失業率=予想4.4%(予想範囲4.3 ~4.5%) 前回4.4%、非農業部門雇用者数=予想7.5万人(予想範囲 3.0~14.0万人) 前回15.6万人、時間当たり平均賃金=前月比予想0.3%(予想範囲0.2~0.4%) 前回0.1%、前年比予想2.5%(予想範囲2.5~2.6%) 前回2.5%、平均週間労働時間=予想34.4 前回34.4となっています。予想数字は変化する可能性もありますので、事前に変更の有無をチェックする必要がありそうです。

ECB議事録10/5(木)は、9/7日の理事会分で、金融政策を据え置き、ガイダンスの変更もなく、EUR高を警戒していました。ECBスタッフはインフレ見通しを引き下げるが、ドラギECB総裁はQEの大筋は10月に示すことを示唆。強弱材料にEURUSDは直後の1.1930~1.2060と上下変動から、1.20台を維持し市場の評価はEUR買いへと動いていたことが重い出されます。

最後に付け加えるなら、10/6(金) のカナダ雇用統計も忘れることはできません。ちょうど、米国の雇用統計の発表時間と重複しますので、どの部分で反応したのか分かり難いこともあります。9/29の米個人消費とカナダGDPの同時刻の発表では、弱い米個人消費にドル売りが加速する中で、カナダGDPが弱く、USDCADが一時急騰していたことが思い出され、特にCADJPYなどのクロスの変動には注意が必要です。

問題の地政学的リスクでは、北朝鮮リスクはいつもながら存在し、特に週末のリスク要因となっています。今週は該当がないようですが、韓国発のニュースでは行動を起こす可能性が高い日は、朝鮮労働党創立記念日の10/10、共産党大会開幕の10/18との観測もあり将来的な不安定要因となっています。

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