2017/09/20

2017年9月20日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年9月20日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

注目のFOMCでは、バランスシートの縮小開始の有無、12月の追加利上げの期待度、メンバーの経済見通が焦点。

今日のFOMCでは、バランスシートの縮小開始は固いと思われており、12月のFOMCで追加利上げの期待度がどの程度なのかで相場の動きが変わってくると思われる。それを判断する意味ではメンバーの経済見通しが重要となり、来年のさらなる追加利上げが期待できるかも重要な要素となっている。

仮に、バランスシートの縮小がないとすれば、失望感からドルが売られることになり、メンバーの見通しが12月の追加利上げを示唆しないことにでもなれば、さらにドル売りが加速すると思われる。

ただ、この仮定は最悪を話で、予想通りにバランスシートの縮小を開始すれば、一時的なドル売りの可能性はあるものの、ドル円では押し目買いの流れが強まりことが予想され、その度合いは12月の利上げ期待度の変化によって変わってくる。

今日の日経平均株価は横ばいで推移、米10年債利回りは軟化。為替市場は、FOMC待ちで動きは鈍い。

USDJPYは株価の伸び悩みもあり、ポジション調整の動きが相場を左右し、111.50台を割り込み軟化傾向がみられる。EURUSDは、昨日跳ね返された1.2000の壁をようやく上抜けし支持1.2020まで上昇、底堅い動きが続いている。

GBPUSDはしっかりと1.35の大台を維持し、引き続き上昇力を維持。トレンドだけを追うのであばれポンドの上昇が目立つ。ブレグジット以降のポンド安によるコストプッシュインフレを警戒するBOEは、ポンド高を望んでいる可能性も否定できず。GBPUSDの買い、GBPJPYの買い、EURGBPの売りで、ポンド高の流れに乗りたいと考えており、エントリーポイントを探すことも選択肢の一つ。

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