2017/09/04

2017年9月4日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年9月4日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

米国市場がレーバーデーで祭日の月曜日。北朝鮮リスクが再燃。

3日(日曜)に北朝鮮が水爆の実験を行ったことで、為替市場は週明けのオセアニア市場からリスク回避の行動へと続く。「安全資産の通貨買い=リスク資産の通貨売り」に、いつものパターンで、JPY+EUR+CHFは買われ、AUD+NZD+CADは売りから始まるも続かず。そんな中で、最近の傾向としてGBPだけは蚊帳の外で動かず。

日経平均株価は下落し-179.36(-0.91%)と下落し、金価格は1340ドル台へ上昇するも、原油価格(WTI)は上下を繰り返しながらも47.20近辺で大きな変化は見られず。

北朝鮮リスクでいつも思うことながら、市場は無条件で円買いを行うことが常ながら、時間の経過とともに元の水準に逆戻りすることが多く、テクニカルポイントを割り込んだ水準近辺から反発するケースが多々あった。

今回もそれが当てはまるかは、トランプ大統領の北朝鮮へ報復の有無とその程度の問題次第となり、予想することは難しいが、仮に何らかの報復措置を実施したとすれば、米国市場が休場の中でその影響はより拡大することが予想される。

USDJPYは、先週末の110.20台からオセアニア市場でギャップを空けて取引が始まり109.20~30の安値を付けている。円はクロスでも円高傾向を維持し、110円台を回復できない状況から判断すれば、109.20~30を再度トライしてから次の値動きを判断することになりそうである。

EURUSDは、先週末の1.1860近辺からオセアニア市場では、1.1850~90のレンジで予想外に穏やかに推移。欧州市場の序盤に入ると、1.1900を上抜けし1.1904まで上昇するも失敗。引き続きレンジを脱しきれず。

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