2017/09/14

2017年9月14日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年9月14日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

BOEは予想通り政策金利の据え置きを決定、MPCメンバーの過半数は利上げを主張し、インフレ圧力が上昇すれば数か月以内に緩和縮小の実施を示唆したことでポンドは急伸。

米CPIは前年比1.9%と前回の1.7%から予想を上回り上昇、直後は米金利上昇しドル全面高になるも、米株は弱く米金利の上昇も弱くドル買いも続かず。原油価格(WTI)は50ドルの大台を達成、円売りのプレッシャーを与えている。


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為替相場は、GBPUSDはBOEのMPCが7対2の予想通りの数字で据え置かれたことで直後は1.3148まで急落、そして、緩和縮小の高まりに1.33台を上回り急伸。その影響はGBPクロスの影響を受け逆に他通貨の売りに反応。

GBPJPY、GBPAUD、GBPNZD、EURGBPなどのGBPクロスが1%を軽く大幅に上回る上昇となり、USDJPYは110.70台、AUDUSDは0.7990台、NZDUSDは0.7210台へと下落、EURUSDも1.1880台へ下落。

そして、続く強い米CPIに直後はドル買いが強まり、USDJPYは111円台へ急伸し再び売りへ。EURUSDは1.1840まで下落後に1.1900台へ急伸。AUDUSDは弱く0.7960を割り込み下落、NZDUSDも弱く0.7180台まで続落。ただし、GBPUSDの上昇は止まらず、緩和縮小の期待度の高まりに底堅く推移。


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◎米新規失業保険申請件数=28.4万件(予想30万件 前回29.8万件)→ 予想より改善するも前回を下回る
◎米消費者物価指数=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.1%)、前年比1.9%(予想1.8% 前回1.7%)、コア前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、コア前年比1.7%(予想1.6% 前回1.7%)→予想を上回り発表直後はドル買いへと動くも続かず。

●BOE金融政策委員会=政策金利0.25%、資産買い入れ枠4350億ポンド+社債買い入れ枠100億ポンド の据え置きを、7対2で決定、予想通り。マカファーティー委員、ソーンダース委員が利上げを求めた。

●BOE声明=金融政策員会(MPC)メンバー9人の過半数が、物価上昇率を2%の目標に戻すため政策金利を近く引き上げる必要があるとことを示す。→ ポンド急伸し全面高。


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日本政府関係者=北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候がある。

米NBCテレビ=米政府高官の話し、北朝鮮はミサイル発射実験の準備を行っており、48時間以内に発射する可能性がある。