2017/09/11

2017年9月11日(月曜)アジア・欧州市場の動き

2017年9月11日(月曜)アジア・欧州市場の動き



週末に世界中が懸念した北朝鮮の動きはなく、週明け月曜日の為替相場はリスク回避の巻き戻しが相場を動かしていますが、早朝に値が飛んでいたためなのか予想外にアジア市場では動きは緩慢でした。

週明けのオセアニア市場から、JPYとCHFが売られ、日本株は上昇し欧州株も上昇を続け、米10年債利回りは2.09%と小幅上昇し、原油価格は一時47.91まで上昇したのですが、47.70台まで小幅低下しています。

市場の注目は、9月11日の国連により北朝鮮制裁決議の採決に焦点が移り、リスク回避の再来の可能性が拭いきれず、また、米ハリケーンの影響も気になり、やや慎重な動きとなっています。

USDJPは、先週末からギャップを空け、オセアニア市場で108円台ミドルまで上昇し、東京市場・アジア市場に入っても大枠108.15~60のレンジで推移し、これからの欧米市場を見守る動きが続いています。

USDCHFも、リスク回避の巻き戻しをテーマにオセアニア市場からギャップを空け急伸。東京市場・アジア市場では0.9468で取引が始まり0.9500 の大台を達成し一時0.9512まで上昇してようやく上げ止まり、大枠では0.9465~0.9510のレンジで推移しています。

一方、EURUSD、GBPUSDの動きは緩慢で、EURUSDは大枠1.1995~1.2025のレンジ、GBPUSDも大枠1.3168~1.3198の狭いレンジで大きな変化は見られません。

AUDUSD、NZDUSDも本来ならばリスク回避の巻き戻しで選好される動きが期待しましたが、値動きは予想外に慎重で、AUDUSDは大枠0.8030~0.8058、NZDUSDは早朝の安値0.9463をボトムに0.9512まで上昇していすが、0.95台の上値は重そうです。

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