2017/09/28

2017年9月28日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年9月28日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

為替相場は、アジア市場のドル買い動きから、欧州市場に入るとドル売りの流れへと変化し、そのまま米国市場へ繋がる。注目のカーニーBOE総裁からは金融政策に関しての話は聞かれず、注目は引退近いフィッシャーFRB副議長に移る。

債券利回りは小幅上昇し、米株は弱含みで推移。経済指標では、ユーロ圏の景況感指数は強く10年ぶりの高水準でEUR買いが強まる。独CPIは予想通りで動けず。

米GDPの前年比は前回より若干上昇するも全体的にほぼ予想と前回と変わらず。米新規失業保険申請件数は前回から上昇し悪化するも相場の動きは見られず。

EURUSDは欧州市場で一時1.1720台まで下落したが、前日の安値1.1710台を割り込めず、10年ぶりの高水準と強かったユーロ圏の景況感指数もあり1.18台とGBPUSDは欧州市場でようやく下げ止まり上昇へと転じる。

GBPUSDも欧州市場の1.3343を安値に前日のハルデーン「BOE政策委員の賃金上昇に関する心強い兆しがみられる」との発言もあり。債券利回りは小幅上昇し、米株は弱含みで推移。債券利回りは小幅上昇し、

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〇独英債券利回りは小幅上昇、米債利回りも小幅上昇。
〇EUROSTOXX50は小幅上昇し、独DAXは強く英FTSEは変わらず。米株は小幅安からスタートし前日終値を超えられず。
〇原油価格(WTI)は一時52.86までと強く52ドル台を維持。
〇金価格は前日とほぼ同水準の1,287.10で推移。

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◎EUR 景況感指数:経済信頼感=113.0(予想112.0 前回111.9)、工業信頼感=6.6(予想5.1 前回5.1→5.0)、サービス業信頼感=15.3(予想15.0 14.9→15.1)、景況感指数=1.34(予想1.12 前回1.09→1.08)→ 景況感指数は予想と前回を上回り10年ぶりの高水準
◎GER 9月 消費者物価指数・速報値=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.8%(予想1.8% 前回1.8%)→ 予想と前回と変わらず
◎USD 第2四半期 GDP・確報値=前年比3.1%(予想3.0% 前回3.0%)、個人消費=前年比3.3%(予想3.3% 前回3.3%)、GDPデフレーター=前年比1.0%(予想1.0% 前回1.0%)、コアPECデフレーター=前年比0.9%(予想0.9% 前回0.9%)→ 前年比は前回より若干上昇するも全体的にほぼ予想と前回と変わらず
◎USD 新規失業保険申請件数=27.2万件(予想27.0万件 前回25.9→26.0万件)
◎USD 8月 卸売在庫・速報値=前月比1.0%(予想0.4% 前回0.6%)→ 予想を上回る

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カーニーBOE総裁=EU離脱の動きは今後の英国経済見通しにとって最重要。BOEの使命はCPI目標をスムーズに達成すること。

デベル豪中銀副総裁(ロンドンで講演)=金融安定の重要なエレメントが何かや、中銀がどのようにしてそれを達成するのかという点で合意を得るのはずっと難しい。

ジョージ・カンザスシティ連銀総裁=第二四半期は前期より良い反動が生じるだろう。

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