2017/09/27

2017年9月27日(水曜)アジア市場の動きと海外市場の注目材料

2017年9月27日(水曜)アジア市場の動きと海外市場の注目材料



アジア市場は経済指標の発表や発言の予定もなく、昨日の海外市場で軟調な株価の時合いを引き継ぎ、日経平均株価も一時20,200円近くまで下落しながらも、USDJPYの動きは鈍く、為替相場は全般的にドル高傾向は止まらいが緩やかなドル売りに留まっている。

USDJPYは112.20~55の35ポイントのレンジ相場。EURUSDは1.1795を高値に1.18台を回復できず続落傾向は止まらず。GBPUSDも1.3460を高値に1.3400の重要なポイントを試そうとしているが動きは他の主要通貨より緩慢。AUDUSDは0.7890を高値に0.7900の大台を回復できず、0.7850のポイントが視野に迫っている。

さて、今日の27日の海外市場も極端に指標の発表は少ないものの、気になる材料二つ存在している。一つはトランプ大統領が推す米税制改革案の行方で、共和党減税計画では「パススルー課税」の税率を現行39.6%→25%程度に下げることが期待されている。

もう一つは、昨日のカナダドル買いへと動いた発言で、モルノー・カナダ財務相の「現在の経済からすれば追加利上げが予想される」と言い、にわかに追加の利上げ期待が強まっている。結果として、今日のボロズカナダ中銀総裁の発言は2段階で予定されており、注目を浴びることになる。期待としてはUSDCAD1.20~1.25のレンジを予想してやまない。

1.20~1.25のレンジはそう簡単に抜けそうにないと思っており、もし、完全に抜けたらその方向に動く可能性が高まってくる。

カナダドル上昇の期待感が強い今、昨日のモルノー・カナダ財務相の超タカ派発言をやや織り込んでのカナダドル高でとなっていることから、タカ派で当たり前。より強いタカ派でカナダ買い、 ハト派で急落。そしえ、ニュートラルでカナダドルはやや軟化ではないでしょうか?

以下は、カナダ中銀のホームページの抜粋ですで、講演と記者会見が予定されている。

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September 27, 2017
Speech - Stephen S. Poloz, Governor
St. John’s Board of Trade St. John’s, NL
12:00 (ET) 

Remarks will be published on the Bank’s website at 11:45 (ET).日本時間午前零時
http://www.bankofcanada.ca/2017/09/speech-by-stephen-s-poloz-governor-of-the-bank-of-canada/

Press Conference
12:55 (ET) 日本時間午前1:55
http://www.bankofcanada.ca/2017/09/speech-by-stephen-s-poloz-governor-of-the-bank-of-canada/
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