2017/09/07

2017年9月7日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2017年9月7日(木曜)アジア・欧州市場の動き

北朝鮮リスクは変わらず。米国のハリケーン「イルマ」の影響は? 米連邦債務上限の一時的な猶予引き上げもあり、注目は今日のECB理事会とドラギECB総裁の発言内容。

日経平均株価は徐々に値を下げるも何とか前日比で上昇を維持し+38.55(+0.20%)。米債利回りは軟化気味。欧州株も堅調に推移し、EURO STOXX50は0.38%の上昇へ。

昨日は、存知の通りで、カナダ中銀は予想外(一部では利上げ観測も)の利上げでカナダドルは全面高。原油価格も上昇し今後も上昇期待がもて、どこで買うかを考える通貨になっています。

今日の為替市場の注目はもちろんECBの結果とドラギECB総裁の発言待ちです。昨日は関係筋から理事会ではQEの見通し変化の決定が10月26日以降になる可能性や、インフレ見通しを引き下げるとの観測もありEUR買いは鈍くなっていましたが、ECB理事会を数時間後に控え底堅く推移。アジア市場でも昨日に続き1.1900を割り込むこともなく弱い独鉱工業生産にもかかわらず1.1950台まで上昇しています。

ドラギECB総裁は「うっかり口を滑らす」ことが多く、まず、EUR相場は動き結果として為替相場全体が動くことを前提にして考えましょう。ネガティブ=1.1800割れで続落。ポジティブ=1.2100もないこともないのではと、思われてなりません?

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〇豪小売売上高=前月比0.0%(予想0.2% 前回0.3→0.2%)→ 予想と前回を下回る
〇豪貿易収支=4.6億豪ドル(予想10億豪ドル 前回8.56→8.88億豪ドル)→ 予想外に黒字幅が減少
〇独鉱工業生産=前月比0.0%(予想0.5% 前回-1.1%)、前年比4.0%(予想4.6% 前回2.4→2.7%)

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複数の米政府高官=米国はアフガニスタンに3500人の軍を追加派遣する見通し。