2017/09/18

2017年9月18日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き

2017年9月18日(月曜)アジア・欧州市場前半の動き


東京市場が敬老の日で重要なイベントもない祝日の週明け月曜日。週末リスクの巻き戻しなのか、主要通貨は総じてギャップを空けドル買いからスタートし、円安傾向が続く。

アジア市場ではリスク回避の巻き戻しと金利差を意識したAUDUSDとNZDUSDが目立ったが続かず、欧州市場に入ると元の水準に逆戻り。

USDJPYは、週末110.83→週始111.05の円安で取引が開始。衆議院の解散が10月22日の可能性が高いとの報道にも動きは見られず。相場が動いたのは欧州市場が参入してからで先週金曜日の高値111.33を超え111.43まで上昇し、クロスを含め金利差にスポットライトが当たっているのか円安傾向が続く。

EURUSDは、週末1.19405→1.19209のユーロ安で取引が開始。大枠1.1930~55の狭いレンジから、欧州勢の参入に一時1.1915まで下落するも、ユーロ圏CPI前年比1.5%と予想通りながら4か月ぶりの高水準で、徐々に底値を切り上げ下落スタート水準の1.1950台まで値をも押す。

GBPUSDも、週末1.3583→週始1.3558のポンド安で取引が開始。早朝の英ライトムーブ住宅価格は予想通りながら、前年比は過去5年で最小の伸びとなったが相場は動かず、大枠1.3570~05で取引が続いた。欧州市場に入り一時1.3538まで下落し、戻りも鈍く上値の重い展開が続く。

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〇原油価格は50ドル台を維持し、一時50.33ドルまで上昇。
〇米10年債利回りは2.12%へ上昇。
〇中国株と欧州株は小幅上昇。上海総合は+9.24(+0.28%)、EURO STOXX50は+17.67(+0.50%)、独DAXと英FTSEも強含みで推移。

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中国株上昇=人民元建ての融資が予想を上回る。株価指数先物と伊引きの規制が緩和。

ディラーソン米国務長官=米国は適切な条件の下で、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」にとどまる可能性がある。

ECB経済報告=インフレは2018年第1四半期で底を打つ。エネルギーと未加工食料品のベース効果が今後数四半期の総合HICPに影響。

ハンソン・エストニア中銀総裁=ECBの次の動きは資産買い入れプログラムに関する決定を越えた一連の措置であるべき。

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