2017/09/25

2017年9月25日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年9月25日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日。 NZDUSDとEURUSDは選挙結果をうけギャップを空け売りからスタート。USDJPYは週末リスクの巻き戻しに買いからスタート。

為替市場はNZ選挙の結果をネガティブと判断したNZD売りが目立ちNZDUSDは0.7250のポイントでようやく下げ止まる。GBPUSDは上昇し逆にEURUSDは独選挙の結果が影響し上値は重く下落、結果としてEURGBPの売りが強まっている。USDJPYは北朝鮮リスクの巻き戻しと株高に上昇するも112.50超の売りは重く結局は元の水準へ逆戻りしているが、クロスでは円全面安で底値も固い。

週末のNZとドイツも選挙が終わりました。予想通り議席を落としながらも連立を組むことで事なきを得ています。NZ総選挙は、定数120のうち、与党の国民党は58議席(46%)、労働党45議席(36%)を獲得。単独で過半数を確保できず、9議席を獲得した第3党の「NZファースト」との連立協議に入るが、連立政権はTPPに反対を表明していることで若干の不安感は残っています。

独総選挙は、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が33%を獲得し第1党となるも、約70年来で最悪の結果。右翼国家主義政党「ドイツのための選択肢」(AfDあ)が12.6%と第2次世界大戦後の連邦議会で初めて議席を獲得した。社会民主党(SPD)は20.5%と、CDU・CSUとの連立を離脱し、野党に転じる可能性も。

北朝鮮に関しては、米国が新たに北朝鮮とベネズエラ、チャドに対して新たに入国禁止令を発表。

日経平均株価は20,397.58円+101.13(+0.50%)と上昇。米10年債利回りは前日とほぼ同水準で推移。原油価格(WTI)は弱含みで推移するも50ドルの大台を維持。

NZDUSDの下げ幅は主要通貨の中では最も下げ幅が目立ち、週末の総選挙の結果を受けた為替相場はNZD売りからスタート。NZDUSDは前週NY市場の終値0.7330から売りからギャップを空け0.7300から取引が開始。アジア市場の0.7320台を高値に一時0.7250台まで続落。0.7250が大きなポイントになっている。

EUUSDは先週末の1.1947からギャップを空け1.1907で取引を開始し、直後の1.1897をボトムに、EURGBPの売りの影響もあり1.1936までのもどりが精いっぱいとなっている。


USDJPYは週末の北朝鮮リスクの回避と、日本株高の影響に、前週末終値112.00からギャップを空け112.14円近くでスタート。一時112.53まで上昇するも、結局は取引開始の水準となる112.20台で取引が続いている。

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