2017/09/01

2017年9月1日(金曜日)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年9月1日(金曜日)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日。米国市場では米雇用統計をメインイベントに、ミシガン大学消費者信頼感、ISM製造業景気指数、建設支出と米国発の経済指標が控えています。また、今は忘れがちになっていますが、週末の北朝鮮リスクは依然として無視できるものではありません。

米雇用統計では、失業率、非農業部門雇用者数、平均賃金と、それぞれの強弱で相場変動が異なる可能性もあり、今回のデータには含まれないと思われる米ハリケーン「ハービー」の影響を材料にして上下変動が続く可能性も考えられます。

昨日のNY市場で、ムニューシン米財務長官の「一段と弱いドルは貿易面で米国の助けに」がドル高牽制と思われドル売りへと動いていました。しかし、ドル高傾向が良いとの話は無視され、EURUSDが1.18~1.20の2015年1月来の強い水準(ドル安)にいることを考えれば理屈に合わないのではないでしょうか?

もっとも、ECB内では最近の1.20を上回る急激なEURUSDを問題視しているとの報道もあり、事態をやや憂慮していることが節々で感じられます。 フランスのルメール経済財政相もユーロ高を懸念する発言をしています。

アジア市場では、日経平均株価は+45.23(+0.23%)と強く、原油価格(WTI)は47ドルを割り込み低下、米債利回りはやや上昇して推移していますが、欧米市場を前にしてとくに気にすることもないでしょう。

USDJPYは、109.90円をボトムに底堅く、日本株は堅調で日本10年債利回りは一時-0.007%と予想外に低下し円売り圧力は続いていいますが、米雇用統計を前にして動きは緩慢で、大枠110~110.20のレンジに収まっています。

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