2017/09/08

2017年9月8日(金曜)アジア市場の動き

2017年9月8日(金曜)アジア市場の動き
ほぼ期待と予想通りのECBの決定。ドラギ総裁は「成長・インフレ・為替」が今回のテーマで、QEに関する決定の大半は10月に下すと言う。スタッフ予測は成長見通しを上方修正し、インフレ見通しを下方修正。

結果は、欧州株と欧州債利回りは低下するも、EURUSDは上昇し1.2台に上昇。なぜでしょうか?? EUR売りが強まると思っていたのですが逆の動きとなっています。EURUSD1.20台を復活したことは驚きで更なる上昇につながるのではと不安になります。

ECBのスタッフ見通しは、2017年の経済成長見通しを1.9→2.2%に引き上げ、インフレ見通しを2018年1.3→1.2%へ、19年1.6→1.5%へ引き下げと、強弱混在。

米国は、トランプ政権と米上院は異例の早さでハリケーン支援と債務上限法案を可決。ハリケーン「ハービー」の影響で昨日の米新規失業保険申請件数は予想外の悪化。さらに、ハリケーン「イルマ」の影響が今後の不安材料へ。

USDJPYは、目先の最安値を更新! 108.00~111.50円のレンジの下限を割り込む寸前まで来ています。明日9月9日(土曜)は北朝鮮の建国記念日で、新たなミサイルの発射が心配される中、リスク回避の円買いは止まりそうにない状況でどこまで円高が進むことやら。

一方、予想外に強いGBPUSDは1.31台へと上昇。再利上げの期待の残り強さを秘めるUSDCAD(カナダドル高)、底堅く0.80台を維持しているAUDUSD。どれを見てもドル売りの流れしか見えてきません。 

全てが、ドル売りに偏ってしまっていることは非常に心配ですが、取り巻く状況とテクニカルは引き続きドル売りをを継続中。