集計日が9月26日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションでは、ネットロングが前週の137,729→179,864コントラクトへ拡大。2012年10月2日の194,480に次ぐ高水準で、市場のポジションはDXY(ドルインデックス)が9月15日の週に91.828→今週末93.071まで戻しているのに(集計日と週末のギャップはあります)、相変わらず通貨ロング(ある意味ではドルショート)を加速中。
極めつけは、ポンドがショートからロングへと転換。2015年11月10日の週から98週間続いたポジションが変化し、ある意味では歴史的は転換と言えるでしょう。
為替市場でGBPUSDを見てみると、集計日の9月19日(1.35106)→9月26日(1.3457)と若干ポンド安へと動いているにも関わらず、ポンドロングへと変化していることは、英国のEU離脱交渉の不透明感が続く中で、今後のポンドの上昇を期待したくもなります。
それ以外では、円のショートは9月5日来の水準へ拡大し円先安期待が復活。ユーロのロングは3週間ぶりに拡大し、スイスフランを除き他の6通貨ペアでロングは拡大。
カナダドルは7月18日にロング転換後で最もロングが拡大し、NZドルのロングも弱いながらも拡大中で、為替市場ではAUDUSDの下げが目立っていますが、豪ドルも6月2日にロングへ転換した後の記録を更新中。
【円】-51,322→-71,347(-20,025)
円は、7月18日をピークにショートは減少気味に推移するも、今回は9月5日来の水準へ増加し逆戻りし、円の先安期待が復活。
【ユーロ】62,753→88,167(25,414)
ユーロは、前週比でロングが3週間ぶりに拡大し、ロングNO.1の座が復活。為替市場でEURUSDは軟調ながら、安定したユーロのロングポジションを継続中で、先高期待は変わらず。
【ポンド】-10,161→5,054(15,215)
祝ポンドロング転換! 今後のポンドの上昇を期待したくもなる。
【カナダドル】58,846→74,605(15,759)
カナダドルは、月18日にロング転換後で最もロングが拡大し、先高期待は変わらず。
【豪ドル】72,512→77,194(4,682)
6月2日にロングへ転換した後の記録を更新中。ユーロにロングNO.1の座を譲り渡すも、NO.2の座を確保中。
詳しくは、別途データを参照してください。
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