2017/09/16

最新のIMMポジションから、 2017年9月16日(土曜)



最新のIMMポジションから、 2017年9月16日(土曜)

集計日後の相場変動に実際とのギャップは大きい!

集計日が9月12日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションでは、ネットロングが前週の101,537→107,244コントラクトへと、ロングが微増しドルに対して弱気ムードを継続しています。

北朝鮮のリスクから解放された週明けの為替相場に始まり、先週は集計日の9月12日以降に主要国通貨で大きな変動がありました。例をとると、ポンドドルが週始めの1.3150台から1.3600まで急伸、ドル円が108.30台から111円台ミドルまで上昇した動きなど、多くの変化は今回の数字に反映されておらず、近数の数字に関しては大きな意味を持っていません。

しいて言えば、次週のIMMポジションで、最弱通貨の円ショートは何処まで拡大していたのか、円に次ぎ弱小通貨のポンドのショートがどのくらい減少していたのか、ひょっとしたらポンドはロングへ転換していたのでは? など注目しています。


【円】-72,945→-57,297(15,648)
円は北朝鮮リスクを反映したのか円のショートが減少していましたが、集計日後に円売りが加速していたことで、傾向としての円売りの流れは変わらず、どこまで円ショートが拡大していのか興味深く注目。


【ユーロ】96,309→86,058(-10,251) 
ユーロロングは減少するも、引き続きネットロングNO.1通貨の地位を維持。先週は1.20台から一時1.1850を割り込むユーロ安となりさらにロングが減少している可能性も。


【ポンド】-52,927→-46,085(6,842)
集計日の強い英CPIを引き金となり急上昇したポンド。集計後のBOE政策委員やカーニー総裁のタカ派発言に英金利は上昇し、ポンドのショートが急減している可能性も。


【カナダドル】53,644→50,499(-3,145)
前週の急落から流れが一変し、先週は集計日を含め上下変動は鈍くレンジ相場。12日の集計日後の大きな変化は見られず、USDCADはコアで1.2100~1.2200のレンジないで推移。


【豪ドル】64,904→63,033(-1,871)
13週連続でネットロングを維持するも、7月18日以降9週連続で5~6万コントラクト台で安定推移。先週は週明け早々を高値に続落傾向が続き、豪ドルロングが減少している可能性も。


詳しくは、別途データを参照してください。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
X