2018/06/11

2018年6月11日(月)欧州・米国市場序盤の動き

2018年6月11日(月)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日、欧州市場も波乱含み。

イタリアのトリア経済相が就任後初のインタビューで、「ユーロ圏にとどまる意向を明言」。イタリア株が2.3%近くと大幅上昇し欧州株は強い。イタリア・スペイン債は買われ利回りは低下し、動きはリスク選好の動きへ。EURUSDは欧州市場の序盤に一時先週末の高値1.1810台を上抜け1.1820台まで上昇するも、GBPUSDの急落の影響を受け1.1770台まで下落。

USDCADは、サミットの首脳宣言を巡り、トランプ大統領対トルドーカナダ首相の対立をもろに反映。早朝は1.3000まで上昇、アジア・欧州市場の序盤では1.2955をボトムに底堅く欧州市場では1.3020台まで再上昇。

GBPUSDは、 弱い英鉱工業生産と製造業生産高と、貿易赤字の予想外の拡大に、欧州市場序盤に1.3440台まで上昇していたが、1.3340台まで約100ポイント近く急落。英議会はブレグジット修正提案の討議で揺れ動き、討議と投票を12日から13日の両日に変更。どうしても潜在的な不安が残る。

USDJPYは、週末リスク、サミットリスクを意識したのか円ロングになっていたようで、早朝の109.20台をボトムに、日本株の上昇や予想外にインパクトがなかったEURとCADに拍子抜けしたのか、午後3時には先週末の高値109.85を上抜け110.07まで続伸。ただし、110.00~30の本邦税のうりは厚く上値は抑えられ気味。明日12日の米朝首脳会談も控えており積極的に動きにくい。

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