2018/06/04

2018年6月4日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き


201864日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州市場は、独・英を含めスペイン・イタリア株も小幅ながら上昇、スペインとイタリア10年債利回りは低下。イタリア・スペインの政治的混迷はとりあえず解消されEUR高の要因となり、EURUSDは欧州市場に入り1.1740台まで続伸しやや伸び悩み気味。EURGBPは+0.40%とGBPUSDの上昇を抑制させている。

ダウ先物も強く、ダウは+0.8%台と上昇からスタートし、NasdaqS&P500 上昇へ。米10年債は前日比で上昇するも2.926%をピークに2.905%まで低下し小幅な上昇にとどまっているが、ドルロングの巻き戻しなのか、ドル売り(通貨高)の動きは止まらず。

AUDUSDは前日比1.17%の上昇とアジア市場と同じく上昇幅はNO.1.強い豪小売売上高を含め多数の強い経済指標を受け、利上げ期待が盛り返したの0.7660台まで続伸し、AUDJPY1.18%上昇へ。

USDCADは強いCPIに早期利上げ期待も、米国の鉄鋼・アルミの追加課税措置の実施に強さも半減。前日比-0.22%と小幅な下落にとどまり、1.2900まで続落するも反発気味。また、ポロズ・カナダ中銀総裁は米国の通商政策を受け先行きの不透明感に慎重姿勢へと変化。トランプ大統領の「中国とカナダの農産物の貿易障壁は容認できない」との発言の気になる。

USDJPYは仲値決め直前で、日銀オペで前日に引き続きオペの減額が期待されるも結果は前回と変わらず、直後の109.77を高値に欧州市場に入り109.37まで下落するも、上下いずれも動きが加速するようには見えず。

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