2018/06/15

2018年6月15日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年6月15日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日、米国の通商問題を気にしながら米債は買われ利回り低下。為替相場はドル高傾向と円高傾向が続く。

アジア市場は、日経平均株価が+113.14(+0.50%)上昇し、新興国株も上昇へ。米中貿易問題がネックに中国株は弱く、アジア株も下げ方向が目立つ。米10年債の利回りは2.916%と低下が目立ち、為替市場は全体的にドル高傾向が続くも、通貨間により動きは異なる。

週末リスクではないが、トランプ政権が500億ドル相当の中国製品に追加関税の詳細を説明する予定で、ロイターニュースでは米国は中国製品1000憶ドルの関税リスト第2弾に近づいていいるとあり、
全体的に主要通貨ではドルは弱く、資源国通貨でドルが強いという、新興国通貨が比較的安定する中でリスク回避の流れへ。

日銀の金融政策決定会合はややドル買いへと動いているが内容は無風といってよくいつもながら変わり映えがしない。ただ、黒田日銀総裁の記者会見に対してはやや弱気ムードとの報道が多い。USDJPY相場は午後3時から流れはドル売りへと変化し、欧州市場の序盤は一時110.40を割り込む水準まで円高が進んでいる。

AUDUSDは0.78450台へ、NZDUSDも0.6920台へと共に下落、USDCADは一時1.3150台と3月19日の高値1.3125を上回り一時1.3150台へ上昇し昨年6月依頼の高値水準へとCADの弱さが目立つ。