2018/06/13

2018年6月13日(水曜)昨日12日、海外市場の動き

2018年6月13日(水曜)昨日12日、海外市場の動き

米朝首脳会談を評してWSJ紙は「トランプ氏と正恩氏、リスクはらむ胸算用」と、今後の行動き待ちで、今日のFOMCの結果待ち!

為替相場は、米利上げを織り込み新興国通貨の売り圧力は続き(除くARS)、主要通貨ではドル買いの流れは変わらず。

USDJPYは大枠110.15~50のレンジで動けず。GBPUSDは英下院がEU離脱法の修正案を否決し、1.1335→1.3425まで急伸するも続かず、1.3370台で推移。EURUSDはFOMCを前にして1.1800の大台を維持することはできず、1.1730台まで下落。
AUDUSDはアジア市場の安値0.7584を割り込み0.7560台まで下落、NZDUSDはアジア市場の安値とならぶ0.6990台で何とか下げ止まる。

英雇用統計は失業者が減少するも賃金の伸びは弱い。米CPIは予想と大きな変化は見られず、前年比は前回より強く2.8%へ上昇し、今日のFOMCでは利上げは既成事実で後1回なのか2回なのか?

英下院は上院が提出したEU離脱法の修正案を否決し一時GBP買いが強まるが、メイ首相にとってはひとまず胸をなでおろすも多難は道であることは変わらず、上昇幅も限定的で継続できず。ハードブレグジットなのか?ソフトブレグジットなのか?

米株はFOMCを前に小幅な変動にとどまり大きな変化は見られず。ダウ-1.58(-0.01%)NasdaqとS&Pは小幅上昇へ。米債利回りは2.981%まで上昇幅を維持できず小幅な上昇にとどまり、10年債は2.958%(+0.005)、2年債は2.537%(+0.021)と小幅上昇へ。原油価格は66.23ドルと小幅高へ。

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21:30    USD 5月 消費者物価指数=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比2.8%(予想2.8% 前回2.5%)、コア前月比0.2%(予想0.2% 前回0.1%)、コア前年比2.2%(予想2.2% 前回2.1%)→ 予想とほぼ変わらずだが、前回より強く前年比は前回を上回る

3:00    USD 5月 財政収支=-1470億ドル(予想-1440 前回-884憶ドル)

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【北米】
ガドロー米国家経済会議(NEC)委員長(11日)=G7サミット後に心臓発作で治療中

ロス米商務長官=中国からの輸入品課税の計画で、今週中に関税対象品目の最終リストの公表を準備→ トランプ米政権は中国が知的財産権を侵害しているとして、少なくとも500億ドル相当の輸入品に制裁関税を課す計画を進めている

米上院は11日遅く、国防権限法(NDAA)案の審議開始を巡り採決を実施。賛成91、反対4で可決した。同法案にはZTEへの制裁を再開させる修正が盛り込まれている。

ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長=カナダのトルドー首相に対する不適切な発言を謝罪

【欧州】
メイ英首相(11日)=メイ首相は与党保守党に対し、党の結束を示すことを求めた上で、欧州連合(EU)の離脱交渉に悪影響を与えるとして、上院の修正案が有効になれば、交渉における立場は弱体化するとして、離脱関連法案の修正案に反対票を投じるよう呼び掛けた。投票は12日、13日に実施。離脱関連法案には、来年3月の離脱以降も英国の法制度が機能できるよう、欧州の大半の規則や規制を英国法に切り替えることでEUとの関係性を断ち切る内容が含まれている。これに対し、修正を行うかどうかの採決が予定されている。

バラッカー・アイルランド首相=英国が欧州連合(EU)と合意を結べないまま離脱することになるとしても、英国領北アイルランドとの間に厳しい審査を伴う国境が復活する事態を受け入れない。「英国が合意を結べないまま離脱に至る可能性も少しあり、そうなれば来年3月には強硬な形でのEU離脱となる」→ ハードブレグジット。ただし、10月に合意を締結できることに引き続き「大きな自信」を持っている

フィリップ・リー英法務相が辞任=メイ政権のブレグジット政策について「無責任なもの」と批判した。メイ政権が脆弱と揶揄される状況が続いている。

ノルウェー政府=米国による鉄鋼・アルミニウム関税を巡り世界貿易機関(WTO)に提訴

英下院=上院が提出したEU離脱法の修正案を採決し否決へ→ 修正案はEUとの離脱合意について議会に拒否権を与えるもので、メイ英首相は目先のリスクは後退へ。

メルケル独首相=サービスを含めると米国は欧州に対して巨額は経常黒字で、国際的な貿易会計方法は時代遅れ

【アジア・その他】
サウジアラビアが提案する増産計画への反対派に加勢=イラクは原油相場が望ましい水準をなお下回っているとして、OPECの減産がまだ目標を達成していないと指摘。イランとベネズエラも増産に抵抗しており、OPECを設立した5カ国のうち3カ国が現時点でサウジの計画に反対している。

OPEC公表の5月の産油量は、サウジの増産に8か月ぶりの増加。加盟14カ国の5月の産油量はサウジの増産に日量3186万バレルで前月より約3万バレル増えた。

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