2018/06/29

2018年6月29日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年6月29日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

為替市場は、アジア市場から続く、「EU首脳会議は移民問題で合意」との報道を受けた、ドル売+円売りの流れは変わらず。欧州市場は強い英GDPにGBP買いに反応、ユーロ圏のCPIは予想通りで反応は鈍いが、カナダGDPが強くCAD買いが強まる。とりあえず、メイ独連立政権の崩壊を避けることができ、米通商協議のリスクが全面に。

EURUSDとGBPJPYは上昇傾向を維持し、リスク敏感通貨のAUDUSDは上昇傾向を維持するも、NZDUSDは前日終値とほぼ同水準で強さが見られず、USDCADは強いGDPと原油価格の上昇にカナダ買いが目立っている。

株式市場は、アジア・欧州に続き、米株も上昇からスタートし強さを維持し、米10年債利回りは2.844%と強さは見られず、原油価格(WTI)は再び74ドル台へと上昇し強さを維持。

為替市場は、、「EU首脳会議は移民問題で合意」したことを受け、リスク回避の巻き戻しが強く、株価の上昇傾向は止まらず、主要通貨でドル売りが強まるなか でも、動きは緩慢で大枠110.48~70の狭いレンジに収まる。

EURUSDは、アジア市場の、「EU首脳会議は移民問題で合意」との報道に急伸した流れを維持。弱い独小売売上高、失業率が予想外に改善するユーロ圏雇用統計、ユーロ圏CPは予想を上回りEUR買いへと結びつくも、1.1660台を高値に高値圏で小幅なレンジで推移。独小売売上高は予想外に低下するも、独失業者数は予想外に減少、ユーロ圏CPIは予想通りながら前年比は1.9→2.0%に上昇。結局は今までのところ1.1610台か~1.1660台の狭いレンジで推移。

EURUSDは、「EU首脳会議は移民問題で合意」との報道に急伸した流れを維持。英GDP確報値の前期比は0.1→0.2%へ上方修正に直後からGBPUSDは2段目の上昇へ変化し、1.1370台と続伸中。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

GER 5月 小売売上高=前月比-2.1%(予想-0.5% 前回2.3→1.6%)、前年比-1.6%(予想1.8% 前回1.2→1.0%)→ 予想を大幅に下回り前回も下方修正され大幅低下にEUR売りが一時強まる
FRN 6月 消費者物価指数・速報値=前月比0.1%(予想0.1% 前回0.4%)、前年比2.1%(予想2.1% 前回2.0%)

CHF 6月 KOF先行指数=101.7(予想99.7 前回100.00)

GER 6月 雇用統計: 失業率=5.2%(予想5.2% 前回5.2%)、失業者数=-1.5万人(予想-0.8万人 前回-1.1→-1.2万人)→ 失業者数は予想外に改善へ

GBP 第1四半期 GDP・確報値=前期比0.2%(予想0.1% 前回0.1%)、前年比1.2%(予想1.2% 前回1.2%)→予想を上回りGBP買いが強まる

GBP 第1四半期 経常収支=-177憶ポンド(予想-179億ポンド 前回-184→-195ポンド)
EUR 6月 消費者物価指数・速報値=前年比2.0%(予想2.0% 前回1.9%)、コア前年比1.0%(予想1.0% 前回1.1%)→ 予想と変わらず、前年比は前回を上回る

USD 5月 個人所得=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.3→0.2%)、個人支出=前月比0.2%(予想0.4% 前回0.6→0.5%)、個人消費支出・価格指数(PCEデフレーター)=前月比0.2%(予想0.2 前回0.2%)、 前年比2.3%(予想2.2% 前回2.0%)、コアPCE価格指数=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比2.0%(予想1.9% 前回1.8%)

CAD 4月 GDP 前月比=0.1%(予想0.0 前回0.3%)、前年比予想2.5%  前回2.9%

CAD 5月 鉱工業製品価格=前月比1.0%(予想0.9% 前回0.5→0.4%)、原材料価格指数=前月比3.8%(予想2.7% 前回0.7→0.8%)

USD 6月 シカゴ購買部協会景気指数=64.1(予想60.1 前回62.7)

USD 6月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=98.2(予想98.5 前回99.3)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※