2018/06/21

2018年6月21日(木曜)欧州・米国市場序盤の動

2018年6月21日(木曜)欧州・米国市場序盤の動

欧州株はは下落し米株も弱く、米債利回りは低下。ドルは全面安で流れはリスク回避の動きへ。

イタリア政府は、ユーロ懐疑派のバニャイ氏を上院財政委委員会の委員長に指名、政治的リスクが強まりイタリア債下落し欧州株は下落し、EURUSDは1.1508まで下落するも、米経済指標は弱さが目立ち、フィラデルフィア連銀景況観指数は19.9(予想28.0 前回34.4)と1年ぶりの低水準で、EURUSDは1.1540台→1.1610台へ急伸しドル売りが加速。それ以外でも、米住宅価格指数、景気先行指数と弱さが目立ち、米株安+米債利回りの低下=ドル売りの流れを継続中。

BOEは政策金利0.5%に据え置くも、8名の政策委員の内、利上げ支持が3名と前回2名から拡大、それもチーフエコノミストのホールデン氏でもあり、8月の利上げ期待度が50%→70%へ高まり、GBPUSDは1.31200台→1.3220台へ急伸し、弱い米フィラデルフィア連銀景況観指数に1.3260近くまで上昇中。

AUDUSD+NZDUSD+USDCADも、主要国と比較すると動きは穏やかながらドル売りの流れに変化し、アジア市場のドル安水準を割り込む。

USDJPYは110.70台をピークに、GBPUSDのドル売りの影響や、弱い米経済指標+株安+米金利の低下に110.00割れまで続落中。

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20:00    GBP 6月 BOE金融政策委員会=政策金利0.50%  資産買い入れ枠4,350  社債買い入れ枠100億ポンド の据え置きを決定、予想通りながら6対2(予想7対2)と、利上げ支持者が増加したことでGBP急騰。議事録公表

21:30    USD 新規失業保険申請件数=21.8万件(予想22.1万件 前回21.8→22.1万件)→ 予想外に改善

21:30    USD 6月 フィラデルフィア連銀景況指数=19.9(予想28.0 前回34.4)→ 予想を下回り2017年8月来の低水準に、ドル売りが強まる

21:30    CAD 4月 卸売売上高=前月比0.1%(予想0.5% 前回1.1→1.4%)→ 予想を下回る、

22:00    USD 4月 住宅価格指数=前月比0.1%(予想0.3% 前回0.1→0.2%)→ 予想を下回る

23:00    USD 5月 景気先行指数=前月比0.2%(予想0.4% 前回0.4%)→ 予想を下回る

23:00    EUR 6月 消費者信頼感指数・速報値=-0.5%(予想0.0% 前回0.2)→ 予想外のマイナスへ。

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