2018/06/27

2018年6月27日(水曜)昨日26日、海外市場の動き

2018年6月27日(水曜)昨日26日、海外市場の動き

ドル全面高、主要国、資源関連通貨、新興国通貨と総じてドルの上昇が目立つ。29日の米国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく宣言を前に、7月6日の米中経済制裁発動のタイムリミットを前に、ナバロ氏、ハセット氏と事態抑制発言を好感しているのか?

一方、28~29日のEUサミットを前に、BOEはタカ派マナファーティー氏の後任ハスケル氏は指名公聴会で予想外にハト派主張に利上げ慎重に傾く可能性にGBPUSDは続落。デギンドスECB副総裁の慎重姿勢にEURUSDも売り圧力が続く。トランプ氏の日本を含めイラン産原油輸入全面停止もともめる動きは原油価格の上昇を招き、中東情勢をより不安定にし、CADの上昇要因となりUSDCADはドル高の中では健闘。

貿易戦争のリスクが若干低下したことで米株は小幅上昇へ、ダウは一時130ドル近く上昇するも伸び悩み+30.31(+0.12%)で終了、NasdaqtoS&P500 も小幅上昇。米10年債利回りは2.880%(-0.004)と前日とほぼ同水準で、2年債は2.52%(-0.017)と小幅低下。原油価格(WTI)は米国がイラン産原油の輸入停止を求める動きに70.44(+3.47%)と70ドル台の大台を達成。

USDJPYは前日比+0.25%上昇、29日の米国の対中投資に関し7月6日米中、1日米EUの制裁発動前の米要人による事態抑制発言を意識したのか? リスク回避で主要通貨・資源関連通貨に対して円高に動いた流れも弱まり、ロンドンクロージングタイムには一時110.20台まで上昇。最初に動き始めたのは米国市場に入りオプションカット時で109.80台の上限を上抜け110.04まで上昇、そして午前2時には110.20台へと22日の高値110.22と同水準で上げ止まる。

EURUSDは前日比-0.46%下落、アジア市場で前日NY市場の高値1.1713を上回る1.1720を高値に、アジア、欧州、米国市場を通じて1.1635まで続落。28日~29日のEUサミットの移民問題を巡る行方や、慎重はデギンドスECB副総裁発言、米EU貿易問題の対立などを意識したと思われるが、前日の安値1.1629を維持し1.1600の壁も意識。

GBPUSDは前日比-0.41%下落、アジア市場の1.3292を高値に28日~29日のEUサミット後のメイ英首相の「EU離脱後の英EUの関係で詳細なビジョンを公表」を気にしながら、月末・週末・半期末の実需ベースの動きや、BOEタカ派マナファーティー氏の後任ハスケル氏のハト派意見に売り圧力は止まらず一時1.3193と前日、前々日の安値を割り込み下落。


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22:00    USD 4月  S&Pケースシラー住宅価格(20都市)=前年比6.6%(予想6.8% 前回6.8→6.7%)

23:00    USD 6月 CB消費者信頼感指数=126.4(予想128.0 前回128.0→128.8)→ 予想を下回る

23:00    USD 6月 リッチモンド連銀製造業指数=20(予想15 前回16)→ 予想を下回る


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