2018/06/29

2018年6月29日(金曜)昨日28日、海外市場の動き

2018年6月29日(金曜)昨日28日、海外市場の動き

祝日本決勝T進出! 

為替相場は、EURUSD(1.1500台を維持)とGBPUSD(昨年11月の安値更新中)はEUサミットと米貿易問題に週末リスクを意識したのか予想以外に鈍く、NZD売り(2016年5月来の安値更新)、CAD買い(原油価格の続伸)が目立ち、結果論ながらNZDCADは1.1%超の下落へ。USDJPYは小幅ながら3連騰で終値ベースでは6月18日来の水準となる110.50台と底堅く推移。

米株上昇、米債利回りは小幅上昇、原油価格の上昇が目立ち、週末・月末・四半期末のリバランス等の特殊要因も見られ、米貿易摩擦の懸念は払しょくできず対米投資の制限に関する報告書の発表待ち、EUサミットは移民・難民問題で難航中、メルケル独連立政権の懸念は消えず、ブレグジット交渉難航のリスクとBOEのタカ派発言もあり8月の利上げ期待も残存。

米株は小幅上昇、ダウ+98.46(+0.41%)、NasdaqとS&P500 も0.6~0.8%近くの上昇へ。米10年債利回りは2.842%と小幅上昇。原油価格(WTI)は一時一時74.03ドルと2014年11月26日来の高水準へ上昇後、73.32ドル近くで推移。

USDJPYは前日比約+0.21%上昇。アジア市場の109.97をボトムに、欧米市場では110.06をボトムに110円の壁が固くなる中で、いつもながら動きは鈍くフィキシング後も110.42を高値に、110.20~45のレンジで推移していた。動きがみられたのはロンドンクロージングタイムに重なり、米株と米債利回りも上昇傾向が続き、円クロスでもNZDJPYを除き円売りへと傾き、一時110.65まで上昇。引き続き110.50台を維持し底堅い動きに21日110.76、15日110.90を試す動きも期待。

EURUSDは前日比約+0.13%上昇し1.1550~00のレンジ。GBPUSDは前日比約-0.26%下落し1.3050~10のレンジ。共に焦点はEUサミットと米貿易問題。EUサミットではメルケル独首相が「EUの運命は移民問題への向き合い方次第で決まる」と発言するなど非常に重要。極端な意見としては連立政権が崩壊する可能性の指摘もあり、29日の記者会見は現地時間13.30分で要注意状況が続いている。一方、ブレグジット交渉過程の判断を加盟国はどのように判断するのだろうか? メイ英首相はEUサミット後に「EU離脱後の英EUの関係で詳細なビジョンを公表」とあり注目中。

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21:30    USD 第1四半期 GDP・確報値=前年比2.0%(予想2.2% 前回2.2%)、GDP価格指数(デフレータ)=前期比年率2.2%(予想1.9%  前回1.9%)、個人消費=前年比0.9%(予想1.0% 前回1.0%)、コアPCE価格指数(デフレータ)前期比=2.3%(予想2.3% 前回2.3%)→ 個人消費が弱く改定値から下方修正され予想を下回るも、悪天候の特殊要因もありドル売りは限定的

21:30    USD 週間 新規失業保険申請件数=22.7 万件(予想22.0万件 前回21.8万件)→ 予想より若干上回り悪化へ

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