2019/07/16

2019年7月16日(火)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年7月16日(火)昨日15日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

東京市場は3連休の週明け月曜日。米株は上昇し、米債利回りは低下、為替相場は総じて小動きで、中国発の経済指標後にAUDUSD+NZDUSDが上昇、欧米市場に入りGBPの弱さが目立ち、結果としてGBPNZDは-0.8%近くの下げへ。

USDJPYは米債利回りの低下にも動きは緩慢で、大枠107.80~10の狭いレンジで推移。EURUSDは一時1.1280台まで上昇するも続かず、独経済省の月報では企業活動が低迷しサービス業の鈍化を指摘。

中国発の経済指標は、強い小売売上高9.8%(予想8.5%)+鉱工業生産6.3%(予想5.3%)、GDPは予想通り6.2%と前回6.4%から減速と強弱混在。NY連銀製造業景気指数は4.3%(予想2.0)と前回2年ぶりにマイナスとなった影響もあるのか強い。

原油価格は米メキシコ湾岸の生産再開の動き、中国経済の減速に下落し60ドルを割り込み59.30台まで下落、ダウは+27.13(+0.10%)、10年債利回りは2.089%(前日2.1219%)近くと低下。

USDJPYは、連休中で材料不足の中、中国発の経済指標にAUDJPY+NZDJPYが上昇し円売りへと動き、軟調な米債利回りに逆に円買いへと動くも、先週末のボトム107.80近辺から一日を通じて107.80~10のレンジで推移。円クロスでもGBPJPYの下落と、NZDJPY+AUDJPYの上昇が目立つなど、円はクロスで強弱混在。

AUDUSDは、一日を通じて0.7012~0.7040のレンジで小幅な動きながら高値引け。先週末からギャップを開けアジア早朝には0.7012まで下落するも、中国の強い小売売上高+鉱工業生産+予想通りのGDPの発表後に0.7035まで上昇、欧米市場は0.7025~38の推移から終盤にかけて0.7040まで上昇。

NZDUSDは、4連騰で7月1日の高値0.6727を一時上回る0.6735まで上昇し、200日MAの0.67117を上回り底堅さが目立っている。もちろん0.6720~30は上値の重要な水準となり、また、200日MAを維持できるかも注目。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

11:00    CNY 6月 小売売上高=前年比9.8%(予想8.5% 前回8.6%)→ 予想と前回を大幅に上回る

11:00    CNY 6月 鉱工業生産=前年比6.3%(予想5.3% 前回5.0%)→ 予想と前回を大幅に上回る

11:00    CNY 第2四半期GDP=前期比1.6%(予想1.5% 前回1.4%)、前年比6.2%(予想6.2% 前回6.4%)→ 予想通りながら前回より低下、27年ぶりの低水準

21:30    USD NY連銀製造業景気指数=4.3%(予想2.0 前回-8.6)→ 2年ぶりにマイナスとなった前回から予想を大幅に上回る

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ムニューシン財務長官(先週電話会談をするも対面協議の日程は不明)
◎週内に中国当局者と電話会談を行う可能性があり、「大きな進展が見られたら、われわれは訪中する」

クドロー国家経済会議(NEC)委員長
◎中国は米農産物の大量購入を近く発表すると見込む

フィッチ(年内1度の利下げを予想)
◎7月か9月の0.25%に利下げの可能性は強いが、雇用増のペースが堅調で市場の観測ほどの利下げは実施しないと予想

トランプ大統領
◎中国経済の減速は米国による対中関税が「大きな影響」を与えている証し。
◎中国は米国との取引を望んでいる

トランプ大統領(CNBニュース)
◎ロス商務長官の解任を検討、国政調査に市民権に関する質問を追加することを断念したことを受けた発言。

独経済省の月報(企業活動は低迷、サービス業は鈍化)
◎経済が第2四半期のさえない状況だったが、外部環境が落ち着けば、景気を上向かせる力のほうが再び顕著になる。
◎ただし、貿易摩擦や、英国のEU離脱、地政学的緊張といった深刻な下方リスクが存在する。

中国外務省報道官
◎中国政府および企業は、台湾への武器売却に関連する米企業との取引を停止することになる。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※